任天堂の据置型ゲーム機の普及台数ワーストを更新する、不本意な形で幕引きとなった Wii U。それでも、ハードのコンセプトが発展した形で Nintendo Switch に受け継がれていたり、新規タイトルとして『スプラトゥーン』が生まれるなど、すべてが悪い面ばかりではありませんでした。インディーデベロッパーのタイトルに注目が集まったのも、その後につながるポジティブな側面でした。

ニンテンドーeショップで『Teslagrad (テスラグラッド)』をリリースした Rain Games も、Wii U 市場で収益を上げたメーカーの1つ。2Dのスチームパンクプラットフォーマー『Teslagrad』は複数機種で発売されたマルチプラットフォームタイトルですが、「Wii U 版が最も収益をあげた」と、同社の CEO である Peter Wingaard Meldahl 氏は明らかにしました。

他機種と比べて発売タイトル数が限られていた Wii U 市場。それが逆にインディータイトルに光を当てることとなり、プラットフォーム上での認知度が上がりました。プラットフォームの規模よりも、目に見えるかどうかがより重要だったと Meldahl 氏。

「他と比較したときに顧客が少なく、また潜在的な顧客も少ないという事実があったとしても、そこにいる顧客へリーチ出来るなら大した問題ではありません」

『Teslagrad』は Wii U チャートで2〜3週1位を記録し、この間は特に目立つ位置でタイトルを宣伝することができました。Rain Games は、『Teslagrad』と世界観を共有する新作『World to the West』を任天堂プラットフォームでもリリース予定。

磁気の力を利用してギミックを解きながら、巨大な塔を探索していく2Dアクション『Teslagrad (テスラグラッド)』。日本の家庭用ゲーム機市場においても PlayStation プラットフォームや Wii U でリリースされました(Wii U 版は残念ながら2016年12月28日に配信終了)。

新ハード Nintendo Switch は立ち上がりから勢い良く売れていて、Wii U 時代よりも競争が厳しくなることが予想されますが、任天堂は 3DS や Wii U から引き続き Nintendo Switch でもインディーデベロッパーとの良好な関係を築こうと取り組んでいます。

実際、多くのインディーデベロッパーが Switch に興味を示し対応ソフトを開発中。Switch 本体の発売前段階で、2017年内に60タイトル以上が控えていると任天堂アメリカから発表され、また国内任天堂からも先日、「ニャニャニャ!ネコマリオタイム」を通じて、30を超えるインディータイトルの国内展開が発表されました。

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