ポケモン、過去作品のさらなるフルリメイクに興味「関心を持っているアプローチ」


 

初代の3DS用VCのヒットも記憶に新しい『ポケットモンスター』ですが、ポケモン/ゲームフリークの増田順一氏によれば、過去作品のフルリメイクは現在も同社にとって関心の高い分野であるようです。

「『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』のようなリメイクは、我々が今もなお関心を持っているアプローチであると考えています。オリジナル版のバーチャルコンソールの発売がなければ、初代ポケモンたちを最新作品へ連れてくる方法はありませんでした。これまではずっと、旧世代のポケモンを転送できなかったんです」

20周年のタイミングでニンテンドー3DS用バーチャルコンソールとして発売された初代『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』は、無線で通信機能を使えるようになっていたり、以前は実現不可能だった最新世代へポケモンを連れてくることも、『ポケモンバンク』と『ポケムーバー』を介して可能になりました(対応は2017年1月予定)。

VC版『金銀』の可能性は

このVCは150万DL以上という異例のヒットを記録。初代の大ヒットを受けて、VC版『金銀』をリリースしたくならなかったか訊かれた増田氏ですが、答えは「ノー」。今回のリリースは「初代発売から20周年という、ちょうど良いタイミング」だったためと説明します。

そして「オリジナルのゲームボーイ版から転送したポケモンたちが、最新作『ポケットモンスター サン・ムーン』でどんな姿になっているのかを体験してもらいたい。それが、僕が今回楽しんでもらいたいことでもあります」と語りました。

IGNは最後に、『ポケモンバンク』を使ってどのように第1世代のポケモンたちを新作へ連れてくるかを質問。特に、初代では存在しなかったステータスをどう扱うのかについて聞きました。

増田氏は「どう変わるんでしょうね。そこがどうなるのかを見るのも楽しみにしてもらえたらと思います」とここでの明言は避けました。当時は無かった能力はどう処理されるんでしょうね。

これまでに、3作のリメイクが発売

ポケモンタイトルの初リメイクは2004年、初代のリメイク版『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』がGBAで発売されました。

その後、2009年に『金銀』のリメイク版『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』がニンテンドーDSで、2014年に『ルビー・サファイア』のリメイク版『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』がニンテンドー3DSで発売されています。

リメイクプロジェクトがこの先も続いていくのであれば、次回は第4世代『ダイヤモンド・パール』の出番ということになりそうですが、今後も5年周期でリメイクタイトルを見ることができるでしょうか。


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