NPDグループから、2016年6月期におけるアメリカビデオゲーム市場の販売規模が報告されました。今月からデジタルセールスが一部含まれる形式に変更され、その内容も一部変更されています。そんな市場レポートですが、総規模は26%ダウン。ソフトは20%、ハードは42%もの下落となっています。周辺機器・アクセサリも6%と僅かに減少しています。

ハード・ソフトの大幅減は、昨年『Batman: Arkham Knight』が力強いローンチを見せていたためで、それが無い今年は急激な減少に見舞われたと NPD のアナリスト Liam Callahan 氏は指摘。特にハードウェアの減少が市場全体の数字にも響いたとしています。

ソフト面でも『Batman: Arkham Knight』は今年6月の新作で最高売上だった『LEGO Star Wars: The Force Awakens』の5倍以上だったと Callahan 氏。ダークナイトはあまりに大きい存在だったようです。

ソフトウェア:バットマンの反動減で前年比20%ダウン

月間チャートを制したのは2ヶ月目の『Overwatch』。『Uncharted 4: A Thief’s End』も好調で、今年の5月発売タイトルの2ヶ月目は、昨年と比較して金額ベースで84%良いパフォーマンスを見せています。一方で4月発売タイトルは勢いがなく、この6月は昨年と比較して70%少なかったということです。

6月の新作売上は『Batman: Arkham Knight』の反動減で、前年同月と比較して67%減。本数では180万本、売上では1億1400万ドルダウンしています。

デジタル販売も一部含まれる6月の月間チャートトップ10は以下の通り。任天堂アメリカは先日、『星のカービィ ロボボプラネット』がリテールチャートの月間4位に入ったと報告していましたが、総合トップ10に名前無し。SKUベースの個別チャートだったのかもしれません。

2016年6月 月間USチャート

  1. Overwatch*
  2. Grand Theft Auto V
  3. Lego Star Wars: The Force Awakens
  4. Doom 2016**
  5. Mirror’s Edge: Catalyst
  6. Uncharted 4: A Thief’s End**
  7. NBA 2K16
  8. Call of Duty: Black Ops III
  9. Destiny: The Taken King
  10. Minecraft**

*Battle.net の売上を含まず
**デジタル販売を含まず

ハードウェア:40%以上の大幅減

ハードウェア市場はより深刻でした。販売台数は32%減、金額では平均販売単価が15%下がっていることもあって1億8100万ドル減少し、前年の6月と比較して42%下落し1億8150万ドルでした。ハード市場のブレーキはXbox One S や PlayStation 4 Neo といった新モデル待ちの空気が出ている現行機の販売減の影響が大きく、現行機の販売台数は43%、金額では1億1700万ドル減少しました。

マイクロソフトも4-6月期決算で、 Xbox One の販売台数落ち込みによりゲーム事業の売上高が9%ダウンしたと報告しています。

とはいえ、ローンチからの比較で言うと、PS4/Xbox Oneを合算した累計販売台数は同期間のPS3/Xbox 360を40%上回っていると Callahan 氏は好調な推移であることを強調。新モデルの投入で再び上向くことが期待されます。

2016年6月期 米ビデオゲーム市場規模

  • ハードウェア:1億8150万ドル(▲42%)
  • ソフトウェア *:3億2200万ドル(▲20%)
    • PCソフト **:2780万ドル(▲20%)
  • 周辺機器・アクセサリ ***:1億2090万ドル(▲6%)
  • 総販売額:6億5200万ドル(▲26%)

* 据置機+携帯機:パッケージ、PSNやXbox Liveで販売されたゲーム本編
** パッケージ、Steamで販売されたゲーム本編
*** ポイントカードは含まず

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