NPDグループから2016年4月期における米ビデオゲーム市場動向が報告され、ハード・ソフト販売が前年の同時期と比べて20%以上下落する厳しい状況となっていることが明らかになりました。全体では15%減の5億950万ドルでした。

ソフト:『Dark Souls III』『ラチェット&クランク』がシリーズ最高の立ち上がりでワンツー

ソフト市場は21%ダウン。5280万ドル減少して2億390万ドル(PC込の場合は22%減の2億730万ドル)。

月間チャートトップは『Dark Souls III』が獲得しています。2位には新生『ラチェット&クランク』。3位は『MLB 16: The Show』が順位を上げています。任天堂の『スターフォックス ゼロ』は10位でデビュー。

ソフトのパフォーマンスを個別に見ると、『Dark Soul III』は『II』の2倍のセールスを記録する素晴らしい出足。PS4独占の『ラチェット&クランク』もまた、数日間の集計ながらフランチャイズ最高のローンチとなりました。

10位に入ったWii U『スターフォックス ゼロ』は個別のSKUベースでは5位、総合チャートトップ10入りを逃した3DS『ブレイブリーセカンド』も9位に入る売上でした。

好調2作がワンツーフィニッシュを飾る立ち上がりを見せましたが、NPDグループのアナリストLiam Callahan氏は、今年の新作が昨年並みの規模を維持できなかった点を指摘します。

昨年4月は『Mortal Kombat X』が非常に好調なローンチを見せました。その勢いは、今年の4月発売ソフト全体と比較してもなお18%上回るものだったということです。

また今年は『The Division』や『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』『ポッ拳』など3月発売タイトルが好調なスタートを切ったものの、伸びが悪く、2ヶ月目のパフォーマンスは、2015年3月発売ソフトのそれを16%下回りました。

USチャート 月間トップ10

  1. Dark Souls III (PS4, Xbox One)
  2. ラチェット&クランク (PS4)
  3. MLB 16: The Show (PS4, PS3)
  4. Tom Clancy’s The Division (PS4, Xbox One, PC)
  5. Grand Theft Auto V (PS4, Xbox One, 360, PS3, PC)
  6. Minecraft (Xbox One, 360, PS4, PS3)
  7. Quantum Break (Xbox One)
  8. Call of Duty: Black Ops III (Xbox One, PS4, 360, PS3, PC)
  9. NBA 2K16 (PS4, Xbox One, 360, PS3)
  10. スターフォックス ゼロ (Wii U)

ハード:第8世代の減少が響いて23%減

ハード市場は23%ダウン。4160万ドル減少して1億4210万ドルでした。

特に、販売単価の高い据置型ゲーム機の減少(19%、3040万ドル)が響きました。現行機は15%、前世代は70%のn減少。携帯型ゲーム機も1130万ドル減少しています。

とはいえ、発売から30ヶ月が経ったPS4/Xbox Oneの普及は、PS3/Xbox 360の同時期と比較して40%以上早いと、Callahan氏は第8世代をリードする2機種の好調さを強調します。

周辺機器:唯一の成長市場

前年比で唯一プラスとなった周辺機器・アクセサリ市場は4%アップ。590万ドル拡大して1億6350万ドルでした。ただ牽引役となっていた「Toys-to-Life」の環境も、ディズニーが『Disney Infinity』の撤退を決めるなど変化しつつあります。

2016年4月期 米ビデオゲーム市場規模

  • ハードウェア:1億4210万ドル(▲23%)
  • ソフトウェア:2億390万ドル(▲21%)
    • ソフトウェア(PC込):2億730万ドル(▲22%)
  • 周辺機器・アクセサリ:1億6350万ドル(+4%)
  • 市場規模:5億950万ドル(▲15%)

※新品販売(デジタル版を含まず)

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