2月19日、北米版がローンチとなるニンテンドー3DS用ソフト『ファイアーエムブレムif(Fire Emblem Fates)』。任天堂はローカライズに際して、ゲーム内容の一部変更を以前から示唆していましたが、キャラクター同士の一部の支援会話で発生する「同性愛」やその矯正のために治療薬を使うといった表現が、欧米で発売する上で問題だとしてカットされることになったようです。

『FE』シリーズにおける「支援会話」というのは、特定のキャラクター同士で会話を行なうことで、他愛もない雑談から、通常ストーリーでは語られないエピソードを見たりすることが出来るシステム。会話を行うと「支援レベル」が高まり、互いに近くにいる時に能力が上がったり、スキルが発生しやすくなったりとバトルを有利に進めやすくなるメリットもあります。

ソレイユに関する一部表現が問題視

ファイアーエムブレムif - ソレイユ

今回問題があると指摘され、修正が行われることが明らかになったのは、ラズワルドの娘として登場する「ソレイユ」。彼女は女性でありながら父親譲りの女好きで、あたかも同性愛者のように描かれています。そうでありながら、支援レベルが結婚可能な「S」になると、“男性が女性に見える謎の薬品”を主人公(男性)に飲まされることにより、異性である主人公との結婚が成立します。

漫画的な表現でしたが、ここが問題視。投薬による性的嗜好の治療は、多くの宗教団体で同性愛者をノーマルにするために行われているそうですが、この方法には科学的根拠が無く乱暴なやり方だとされています。

デリケートな話題ゆえ、ビデオゲームだから、フィクションだからと看過されることはなく、任天堂は海外版での変更を決定。

任天堂は声明で「ゲームをローカライズする際に変更を加えることは珍しくなく、その地域で発売するのに相応しい商品とするために、今作でもいくつか変更点がある」と説明。製品版では、指摘されたような問題視される紛らわしい表現は無いとしています。ただ、具体的にどの程度内容が変更されるかまでは明らかにされていないようです。

ただ今回問題となった箇所の表現に関しては変更されるものの、この一件で『FEif』内の同性愛描写全てがカットされるわけではなく、主人公と一部のキャラクター(ゼロorシャラ)で行える同性婚については残されているということです。

日本では2015年6月25日に発売された『ファイアーエムブレムif(Fire Emblem Fates)』は、北米で2016年2月19日に、欧州では2016年内に発売予定。

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