欧州遠征2試合目。
初戦のオランダ戦は0対3で完敗し、中3日でガーナと対戦する日本代表。対するガーナは6日にW杯に本戦出場を決め、そこから中2日で親善試合という強行日程。協会もすごいマッチメイクをするものです。受けてくれたガーナもガーナですが。

この試合はW杯予選4試合を無失点で来ているガーナに対して、現在の日本代表の攻撃がどこまでやれるのかという所に注目が集まりました。オランダ戦もろくにチャンスを作れなかったので、まずは1点欲しいところ。

この2戦を本大会のような形で捉えた場合、1敗3失点で迎える2試合目。グループリーグは3試合なので、ここで負けてしまえは敗退がほぼ確定となってしまうわけで、なんとしても勝利したい日本代表です。

日本はアフリカ勢とは相性も良く、ここ最近10試合でも7勝1分2敗としています(当のガーナとはオシム時代に対戦して0対1で敗れてしまいましたが)。そうは言ってもいつもの国内での試合とは違い、ガーナの選手達も多くがプレーする欧州での試合となりますし、データはあくまでも過去の積み重ねでしかないので油断は出来ませんが。
日本 4 – 3 ガーナ

■得点者
日本/53′ 中村憲剛 78′ 玉田圭司 79′ 岡崎慎司 83′ 稲本潤一
ガーナ/31′ ギャン 47′ ギャン 66′ アモアー
■スターティングメンバー
GK:都築
DF:駒野 中澤 闘莉王 長友
MF:中村 長谷部 遠藤 中村
FW:前田 岡崎

強行日程なのか普段からそういう戦術なのか、要所はしっかりと繋いでくるものの、概ね縦ポンオンリーの省エネサッカーを展開してきたガーナ。前線のスピードや強さを活かすために最も効率の良く、そして日本が嫌がるサッカーを仕掛けてきてくれました。

日本はガーナがラインの裏を大きく空けていてくれた事もあって、本来の自分達の持ち味を発揮する事に成功し、前半は中村憲剛、岡崎、前田と再三チャンスを作り、ガーナゴール前に迫りますが、ノーゴール。

こうした決定的なチャンスを作りながらも決めきれないのが日本の弱いところ。そうこうしているうちに、コーナーキックから長友がハンドを取られ、先制されてしまいます。中村俊輔はこの試合、怪我を押して出場していたのですが、シュートで存在感を見せていましたが、あまりにイージーなミスが多くありましたね。中心選手がこれえではいけません。使う監督も監督だけども。

後半に入ると、ゴールキックから抜け出したギャンと1対1になった中澤があっさりと反転され、2失点目を献上。止められなかった中澤の責任だけではなく、他のDFや、守備的な選手が誰もいなかった事も問題でしょう。アジアでは守れても、世界レベルとの試合でも同じような守り方では致命傷になってしまいます。

ただ、オランダ戦と違うのは攻める姿勢を意識し続けたこと。中村憲剛が今度は決めて1点差と迫ると、その後アモアーに決められ再び2点差とされますが、玉田が角度の無いところから決めて1点差とすると、直後に稲本からの見事なクロスを岡崎が上手く飛び出してヘッドで同点。さらに、トドメは稲本がコースを上手く狙ってミドルを決めて逆転。5分間で3得点と畳み掛けた日本が逆転勝利を収めました。

ガーナは後半20分辺りから足が止まっていましたし、日本は課題も多く残してそれほど評価出来る試合ではないですが、それでも4得点で逆転勝利というのはなかなか出来るもんじゃありませんね。4得点全てが流れの中から生まれていることも嬉しいポイント。久しぶりに代表復帰した前田も、得点こそなりませんでしたが無難にこなしていました。足を押さえてうずくまった時にはヒヤっとしましたが。ただ、彼の能力ならもっとやれるはずで、1トップ時にも起用して上げて欲しいなと思う。

問題は守備のバランスですね。身体能力では相手に分があるというのは分かりきったことなので、それを踏まえた守備を疎かにしてしまった事は改善していかなくてはいけません。中澤にばかり任せておかず、闘莉王は中途半端な位置で歩いてないでもっと全力で戻るべきだし、SBの2人ももっとカバーに入らないといけません。勿論中盤も。遠藤もパスコースを切るばかりで人になかなかいけないので、ボランチの2人の組み合わせは再考の余地ありじゃないのかなーなんて思いながら見ていました。長谷部が調子悪いと後ろに負担がかなりいってしまうので不安ですね。

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