オーストラリア 2 – 1 日本

得点者:
40′ 田中マルクス闘莉王(日本)、59′ ケーヒル(オーストラリア)、77′ ケーヒル(オーストラリア)

アジア最終予選も最後の試合となりました。最終戦の相手は、ドイツW杯以来、いつの間にかこれまで永遠のライバルと呼ばれていた韓国を差し置いて、宿命のライバルに仕立て上げられているオーストラリア。予選7試合を通してここまで無失点という素晴らしい守備力。アジアでは突出した強さを誇ります。

日本もオーストラリアも既にお互いW杯出場を決めており、余計なプレッシャーも無い状態。本戦に余計なカードを持ち越さないために、あるいは疲労の溜まっている選手も居るということで、両チーム選手を入れ替えて臨む試合となりました。

日本は離脱した選手の他に中澤が体調不良でメンバーから外れ、CBには闘莉王と阿部が、ボランチには橋本と今野が入りました。SBは長友と内田。中澤が欠けるという事でCBのバックアップを試す良い機会だったと思うのですが、岡田監督はカタール戦での汚名返上のためか阿部ちゃんを起用。前線には岡崎、中村憲剛、松井、そして1トップには玉田。玉田かぁ・・・。

オーストラリアの落ち着いた、安定した守りのためか、ボランチに遠藤が居ない事でリズムを作れないせいか、それともピッチに慣れないせいか、パスが上手く繋がらない日本。カタール戦でもそうでしたが、遠藤が居ないと組み立てが出来ません。中村憲剛も孤軍奮闘といった感じでどうにか打開しようとするのですが、1列前のポジションなのでプレッシャーもきつい上に、一旦ボランチを経由してボールが回って来るので、オーストラリアに守備陣形を整える時間が出来てしまい、スペースが消されてしまいます。

となるとセットプレーでということになるのですが、中澤を欠いているのでオーストラリアに対抗できる高さは闘莉王のみ。集中してマークされると厳しいかなと思いましたが、その闘莉王がCKから見事なヘディングを決め、日本が先制。このヘディングの強さをFWの選手も持っていればサイド攻撃も活きるんだけどなあ。中澤と闘莉王くらいだものね。2人ともDFですけど。

しかし、オーストラリアも後半に入りセットプレーからケーヒルが2得点を挙げ、日本は逆転負け。闘莉王と比べると高さ強さで劣る阿部ちゃんのところを狙われ、しっかりと得点に繋げられてしまいました。阿部ちゃんは汚名返上どころかこの試合で不要論が出てきそうです。

ケーヒルの2得点。そして交代で出てきた矢野の高原ばりの大きいトラップで、ドイツW杯を思い出してしまいましたよ。まあいいですけど。

個ではトップレベルには敵わないために組織力で戦いたい日本ですが、主力が抜けるとやはり一気に綻びが出てしまいます。替えの利かない選手というのはどのチームにも居るものですが、ここまで控えと主力とで差があると、そしてオーストラリアレベルで通用しないとなると、とても本大会でベスト4なんか届きませんし、ましてや予選リーグ1勝すら難しいでしょう。

頼みの組織力の部分でも、前後半で戦い方に変化を付けてきたオーストラリアに対し、何の変化も付けられずに時間を浪費してしまった日本という構図。これまで遠藤の位置でリズムを作ってきていたのに、カタール戦といいオーストラリア戦といい、橋本と阿部or今野という、彼とはまるでタイプの違う選手を2試合続けて配置したのはなぜだろう。

もう1つのグループはこれぞ最終予選といった感じで最終節までもつれていましたが、既に決まっていた韓国と、なんと北朝鮮が予選通過。44年ぶりだそうですよ。

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