2点差を付けられながらも、外国人選手の活躍により辛くも逆転勝利を収めた第38節の愛媛FC戦。勝利したことは喜びたいのですが、結果とは裏腹に内容が悪くなってきており、今後に不安を残す一戦となりました。

そんな中で迎える第39節の相手は、現在昇格争い真っ只中にいるヴァンフォーレ甲府。今年コンサドーレ札幌はまだ甲府には勝てていないので、アウェーとはいえ、昇格戦線を面白くするためにも一泡吹かせたいところです。

2009J2 第39節

コンサドーレ札幌 1 – 2 ヴァンフォーレ甲府

■得点者:
札幌/藤田
甲府/マラニョン マラニョン
■スターティングメンバー:
GK:高原
DF:西嶋 趙 吉弘 上里
MF:古田 宮澤 ダニルソン 藤田 ハファエル
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:荒谷
DF:柴田
MF:砂川 西
FW:上原
■交代選手:
45分:ダニルソン→西
45分:古田→砂川
65分:ハファエル→上原

札幌は良くなかった前節からメンバーを若干入れ替え、システムも 4-1-4-1 から 4-4-1-1 もしくは 4-2-3-1 のような形となりました。ハファエルが先発という報道があったのでてっきり宮澤が変わるのかと思っていましたが、変わったのは結果を出している西。後ろで起点を作るなら確かに西より宮澤の方が上だけど(良い時であれば)、ここ最近の宮澤のパフォーマンスでそれでも先発に残れるというのは少々疑問です。そしてサブには中山ではなく、上原が久しぶりに入りました。中山は現地入り後に体調を崩したとのこと。

大声援の後押しを受けた甲府に翻弄された前半

札幌は選手やシステムを変更したことの影響も多少出たように見えましたが、それ以上に甲府の寄せが早く、思うようにボールを繋ぐ事が出来ません。ちょっと早いプレスが来ると何も出来なくなってしまう傾向はここ最近続いていますが、あまり改善されているようには見えませんでそた。残念。それに加えてパスは足下へのボールが多いので、出し所も簡単に読まれていました。これでは得点どころかゴール前にボールを運ぶことすら難しく、ここまで33失点の甲府ゴールを脅かすには至りません。逆に安易なミスからFKを与えてしまい、そのFKにも連係ミスからマラニョンに飛び込まれてあっさり先制されてしまいます。

その後も甲府の素早いプレスト攻守の切り替えに対応出来ないまま、それでも何とか無失点で試合を進めていきます。このまま1失点で切り抜け、後半の爆発を期待したいところでした。しかし、前半終了間際にキャプテン上里が自陣で判断遅く、そこからボールを奪われ、最後はまたしてもマラニョンに決められてしまいました。自陣ではもう少しセーフティーな判断を心がけて欲しいなあ。キャプテンのプレーが与える影響というのはそれなりにあるのだろうし。

スロースターター

前節と同様に、いいところ無く2失点で迎えた後半。監督はダニルソンと古田に代えて、西と砂川を投入。ダニルソンは前半途中で相手選手と接触して脚を痛めていて、引き上げてくる際に代えてくれというようなジェスチャーをしていたので怪我の具合が心配です。そして砂川。彼自身のパフォーマンスもムラがありますが、こういう試合展開時には期待も大きいベテラン。交代と、ハーフタイムでの指示がはまったか、ようやく動き出し始める札幌の攻撃。スペースにもボールが供給され始めチャンスが生まれ始めました。

リズムを掴んだ札幌は、右サイドに戻った藤田がキリノのパスから外から中へ斜めに走り込んで素晴らしいゴールで1点を返します。その後も右サイドは俺のポジションだとばかりに良い動きを続け、さあ一気に同点に追いつくぞと意気上がるのですが、札幌の選手は相手ディフェンスにちょっとずつ引っかかってしまうんですね。左SBに入っていた西も、ゴールから遠い位置での出場となったためにこの所の好調さが影を潜めてしまいました。

札幌は3枚目、ハファエルを下げて上原を入れますが、テコ入れにならず。上原は高さと速さという自分の持ち味を活かすべく奔走しますが、チャンスで決めきれず。いいところに走り込んで、宮澤から良いパスが入ってきたんですけどね。んー。

1-2のまま試合は動かず、このまま試合終了。札幌の勝ち点は58のまま。

現在の順位差がそのまま結果に表れた

何度かゴール前まではボールを運ぶのですが、甲府の守備崩す事は出来ず。逆に甲府のカウンターをさっくりと食らって肝を冷やす場面も多くあり、J1昇格へ向けて緊張感のある試合を続けている甲府と、目標が遠のき中位に甘んじている札幌との気持ちの差が勝敗を分けた形となりました。

特に札幌の起点をことごとく潰していたダニエルの存在感は素晴らしかった。好調時のダニルソンと対峙した際の、相手チームの気分を味わいました。

結果こそ1-2と1点差でしたが、決定的なチャンスは明らかに甲府の方が多く、大量失点を喫してもおかしくない試合でした。札幌は後半持ち直して見応えのある展開となりましたが、リードした甲府が攻め急がなくなったから出来た面も多く、そしてつまらないミスがあまりにも多いんですよね。相手の勢いに飲まれてすぐに浮き足立ってしまうのはまだまだ未成熟な若いチーム故。それでも下を向かずに攻めに出て行く姿勢は成長の証だとは思うのだけれど。

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