何の波乱も起こせないまま天皇杯を終え、2週間ぶりとなるリーグ戦を迎えたコンサドーレ札幌。第48節、今年の厚別最終戦は2戦2分けのカターレ富山と対戦です。下位にも取りこぼしが多くそれが順位に現れている札幌ですが、3度目の対戦でしかも厚別開催ということで、なんとか勝ち点3を手にしたいところです。

2009J2 第48節

コンサドーレ札幌 1 – 1 カターレ富山

■得点者:
札幌/83′石井
富山/53′石田
■スターティングメンバー:
GK:高原
DF:芳賀 西嶋 石川 岩沼
MF:宮澤 ダニルソン 上里 ハファエル 砂川
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:荒谷
DF:吉弘
MF:藤田
FW:石井 中山
■交代選手:
59分:宮澤→藤田
72分:砂川→中山
77分:キリノ→石井

ここ5試合で1得点という悪い流れを変えるべく、石崎監督は来季いないから使わないと言っていたハファエルを先発で起用。単純にプレーだけ見ていれば最近の攻撃陣で最も調子が良いのは一目瞭然ですから、起用は当然と言ったところでしょうか。ゴールをイメージした動き出しを活かして、普段は孤立しがちなキリノと近い位置でプレーすることで攻撃を活性化してくれました。

この試合はハファエルが入ったことで布陣を4-2-3-1(4-4-1-1?)に変更。吉弘と藤田は体調不良(征也は腰痛みたいだけど吉弘は?)でベンチスタート。その影響か西嶋がCBに入り、岩沼が左SBで、上里が右SMFでそれぞれ起用されています。

札幌はハファエルを中心として攻撃を組み立て、何度も富山ゴール前までは迫るのですが、ラストの精度を欠いて得点を奪えず。岩沼のボールからキリノが落として最後はハファエルで、決まったかと思われたボールもオフサイドとツキがありません。岩沼はまだ守備で不安を抱えているけれど、上里の左SBがボツになってしまったので貴重な左利きの左SBとして出場機会を増やしてほしいですね。

ハファエルがいることでキリノへのマークが分散し、いつもよりやりやすそうなキリノ。中央で起用されることの多い選手はハファエルに見習うべき動きが多いように見えます。

後半、西嶋のバックパスをキーパーの高原がなぜか詰めていた富山の石田にナイスパス。石田はこのプレゼントボールを難なく決めて、札幌はまたしてもミス絡みで失点。

失点率も被シュート数もそれほど悪い数字では無いだけに、こうした致命的なミスの多さが痛いですね。そしてそれがおそらく選手にも悪いイメージとして植え付けられているのか、失点するとそれまで以上に冷静さを欠いて流れが悪くなってしまいます。攻めるしかない札幌ですが、引いている富山の守備陣をなかなか崩しきることが出来ません。シーズン序盤はサイド一辺倒だったけど、もっとシンプルにボールを動かしていたと思うんだけどなあ。

9番がキタ!

ホームで、厚別最終戦でこのまま終われないだろう?なんて思っていたら、ついにこの人がやってくれました。後半38分、キリノと代わって入った石井が実に2年振りの得点。

相手に囲まれながら中央で粘り、ボールがこぼれたところをハファエルが拾って左サイドへ展開、そのボールを上里がゴール前へクロス。そこへ走り込んできたのはボールを出したハファエルと中山に石井、その後ろには藤田もと珍しくゴール前に4人が詰めていました。ゴール前にこれだけ揃っていれば、出し手が上里なら決定的な場面になりやすい。飛び込んできたハファエル側へ詰めたキーパーの後方へ流れたボールを石井が頭で無人のゴールへ流し込んで、ようやくですがドローに持ち込む事が出来ました。やれば出来る子ですよ。

不慣れなサイドで結果を出せずに苦しんでいた9番がFWとして結果を出せた事は好材料。個人プレーが目立ち、チームとしてはまだまだな所を見せてしまった試合だけど石井に関しては次に繋がるものを得たんじゃないかなと思う。

残り3試合。現有戦力で今年の集大成を見られる日はあるだろうか。

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