札幌期待のルーキー古田君が初先発&フル出場を果たし、試合も3-0と快勝した、第32節ホーム厚別でのアビスパ福岡戦。大阪から札幌へ帰ってきて中2日で試合をしたかと思えば今度は中3日で東京へ飛び、味の素スタジアムでの試合となります。

移動距離というのは、クラブの性質上、今後も抱え続ける問題なのでどうにもならないのですが、つくづく今年は過密スケジュールなのだなあと感じますね。しょっちゅう言っているけれども。まあ関東で試合開催される分には、見に行ける機会も増えるので嬉しいのですが。

2009J2 第33節

コンサドーレ札幌 2 – 1 東京ヴェルディ

■得点者:
札幌/25′ キリノ 52′ キリノ
東京/69′ 永里
■スターティングメンバー:
GK:荒谷
DF:西嶋 吉弘 石川 上里
MF:古田 ダニルソン 西 藤田
FW:宮澤 キリノ
■サブメンバー:
GK:高原
MF:芳賀 砂川 ハファエル
FW:中山
■交代選手:
65分:宮澤→砂川
76分:西→芳賀
81分:キリノ→中山

札幌は前節鮮烈なスタメンデビューを飾ったMF古田くんのポジションはそのままに、復帰したMF藤田を本来の位置とは逆の左サイドに、MF西をFW宮澤と共にトップ下のような位置へ。DFはソンファンが2試合出場停止ということで、石川がCBに入りました。そして布陣もダニルソンを中盤底のアンカーに置いた新システムの4-1-4-1に変更。

とはいえ、西は頻繁にFWの位置に入っていましたし、宮澤と西は頻繁に後ろに下がってダニルソンの防ぎ切れないエリアをケアしていたので(その分攻撃の場面で遅れていましたが)、4-4-2に近い時間帯も多くありましたが。それでも、中盤の1-4の部分は初めての初めてのチャレンジだった割に、結構機能していたかなあという印象。

この日は試合前に雨も降っていて、温度は勿論湿度もかなり高い状態。歩いているだけでじわっと汗をかいてくるほどでした。そんな中での試合となったわけですが、大黒の裏狙い一辺倒のヴェルディに対して、小刻みにパスを繋いで殆どの時間出試合を支配する札幌。暑さに弱いとされるコンサですが、積極的に動いてボールを回していきます。3バックで来てくれたのも、こちらに有利に働きました。

そして先制点はまたしても古田君を起点にして生まれました。右サイドでボールを受けた古田くんが中へ切り込み、左サイドを駆け上がる上里へ。上里はグラウンダーのボールをダイレクトでクロス。それをキリノが相手に競り勝ち豪快にヘディングを叩き込みます。古田くんの味方の動きを見る視野、上里の見事なクロス、キリノの高さが生きた素晴らしいゴールを見せてくれました。キープしてスペースのある逆サイドへ、そこから落ち着いてクロスという形。うん。

キリノはこの後、快速を活かしてDFとの混戦から抜け出し2点目もゲット。得点後は(ちょっと遠いのに)ゴール裏まで駆け寄ってくるなど、久しぶりにノリノリなキリノです。

後半は途中からボールが切れる度にみんな膝に手を当てて呼吸するほど疲労が色濃く出始めますが、そこでヴェルディが大黒めがけて簡単に放り込んでくるので、こちらとしてはそのボールを大きくクリアするぞという意識がはっきりと持つことが出来、それほど危ない場面を招くこともなく試合を終えることが出来ました。

隙を突かれて押し込まれ、1点返されはしましたが、その後は押し込まれながらも跳ね返し続けて、それ以上は許しませんでしたね。交代するまでは中盤とバックラインとをコンパクトに保てていていましたし、芳賀投入後は4-4-2になりブロックを作って対応していました。芳賀は最初西の位置にそのまま入ったので攻撃的なポジションをやるのかと思っていたら、何分かして普通にダブルボランチになっていましたね。

そしてこの日、ダニルソンが何人もいるんじゃないかと錯覚するほど、どこにでも顔を出し、ヴェルディの攻撃の芽を摘んでいました。さすがに最後の方は消耗していましたが、それでも全体として運動量が落ちていた中にあっては、周りを圧倒する豊富な運動量で、課せられたミッションをこなしていきます。初めて任された1ボランチでしたが、最後まで起点を潰し続けました。古田くんを最後まで出せたのも彼の運動量あってこそでしょう。

最後まで粘るヴェルディを振り切り、札幌が2連勝!

試合終了のホイッスルが鳴ると同時にピッチへ倒れ込む選手達。いやー見てる方もかなりアツい試合だったので、あの中で走り続けるのは相当キツかったんじゃないかなと思います。しかしその後ゴール裏に挨拶へ来たときには、疲れなんて関係ねえってなラインダンスを見せてくれましたが。

この日初めて左サイドに入った藤田。前半からかなり意識的に(その分判断が遅れていましたが)動いていて、彼自身この状況を何とか打破したいんだという気持ちは見て取れました。切り返しから意表を突いたシュートで相手ゴールを脅かすなど、もう少しなんだけどなあ。が、徐々にフェードアウト。

ボールを持った時の積極性も時間と共に消え、後半にはせっかく上里とのパス交換から抜け出したのに結局上里に戻してしまうといういつもの癖を見せ、がっかりさせられました。最後の方で芳賀が入り、右サイドに戻っていましたが不用意なカードを貰ってしまったりと、かなり深刻なように思います。

とはいっても守備であれだけ深い位置まで相手を追いかけられ、かつすぐさま縦に走れる選手というのは札幌にはいないので、試合の中できっかけを掴んでくれるのを待つしかないような状況。左で使うなら元気という手もありますが、どうだろう。岡本の復帰も待ち遠しい。左サイドでは石井も起用されていますが、そろそろ結果が欲しいか。

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