リーグ戦も折り返しとなる第25節の水戸戦。この日は3万人の集客を目標とする『わしのナツコン!』、そしてユニフォームサプライヤーであるKappaのサンクスマッチデーでもありました。開催日が被ったのは意図的なものなのだろうか。

第2クールに入って以降は未だ1勝と、勝利から見離されているコンサドーレ札幌。上位グループからは勿論離され、中位すら危うくなってきました。攻撃の組み立て部分に関しては徐々に良くなってきているだけに、守備を安定させ、攻守の切り替えを早くして攻撃の時間、回数を増やしていきたい。今の得点力だと、勝つためには相当なシュート本数が必要です。

2009J2 第25節

コンサドーレ札幌 0 – 1 水戸ホーリーホック

■得点者:
札幌/
湘南/22′ 高崎
■スターティングメンバー:
GK:荒谷
DF:西嶋 趙 吉弘 西
MF:上里 ダニルソン 藤田 クライトン 岡本
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:高原
MF:芳賀 砂川
FW:中山 上原
■交代選手:
45分:岡本→中山
75分:西→上原
82分:キリノ→砂川

宮澤がふくらはぎの怪我ということでベンチからも外れ、上里がボランチに返り咲き、大伍は左SBへ。他はいつも通りの形です。ベンチには芳賀が入りました。まあこの辺りまで含めていつも通りですね。芳賀までがコアメンバーと言う事でしょう。ベンチ外にまで落ちっぱなしのGK優也は果たして戻ってこられるのだろうか。あの動物的な身体能力に、試合経験を重ねていければ相当魅力的な選手になると思うのだけれど、どうやら必ずしも経験が+に積み重ねられていくわけでは無いようです。

さて、ナツコン開催で朝からかなりの人出となったようですね。お好み焼きも用意していた枚数を早々に消化(3万人の目標に対して、目玉料理の数量がその2%の600枚というのは、いささか少なめに思うけれど)。発表された観客数は、残念ながら目標としていた3万人には届かなかったものの、それでも開幕戦以来2万人を越え、今季最多の22,707人が集まりました。これは選手達にも大きな後押しになるでしょう。と思ったら、この観客数で一番舞い上がってしまったのは、主審の渡辺さんでした。

前半5分、西嶋のなんでもない接触に対してイエローカードを躊躇無く提示したかと思えば、21分にはエリア内で相手ともつれた西嶋に対してこの日2枚目のイエローカード。この判定に関しては妥当に見えましたが、先の5分の判定があったために西嶋はまたしても前半のうちに退場となってしまいました。やれやれ。西嶋は、横浜FC戦に続いて今季2度目の前半退場。PK献上は徳島戦以来のこと。今日は拙いなと思ったら、もう少し守り方を考えてくれると良いのだけど、審判のジャッジを別にしても、同じ事を繰り返してチームに迷惑をかけるのはいただけません。

この後、札幌もキリノ、西とPA内で相手選手から悪質なプレーを受け倒されるのですが、今度はいずれも笛がならず。いつもであればミスジャッジの後には帳尻合わせがあるものだけど、この日は無し。まあ、PK自体は妥当だったからかな。それにしても安定しないジャッジに、両チームストレスを抱えながら試合は進みます。

試合序盤こそ良い形で展開出来たりしていたのですけどね。上里の意表を突いたロングシュートや、自陣からの大胆なサイドチェンジから征也が抜け出して・・・なんていう展開は。まあそんな征也もPA内でボールを受けて、そこから1人交わせば決定的なチャンスってところで、サイドの磁場に吸い寄せられてしまうわけですが。パスを繋いで最後は岡本ヤスが右足で打つわけですが、水戸の守備人数が揃ってしまったのと、角度がなさ過ぎて枠を捉えきれず。もっとシンプルにいけないかなああそこは。

征也も、行こうとしてトラップがちょっとずれたのか、最初からシュートまでイメージしていないものだったのかは分かりませんが、自ら仕掛けるという意識が見られず、チャンスをふいにしてしまいます。ここまで唯一25試合に出場しているのに未だ無得点なのも納得してしまう。

札幌は後半、岡本に代えて元気、途中から上原、砂川といつもの面々を次々と投入し、最後は2バック気味にしてなんとか得点を奪いに出るのですが、最後部分での詰めの甘さは相変わらずで1点が遠く、このまま試合終了。後半のロスタイムは7分という異例の長さでした(時計では8分32秒ほど)。98分なんて初めて見た。

これで6試合連続未勝利(ホームでも6戦連続で未勝利)となり、第2クールの成績は8試合で1勝4分3敗で勝ち点が7。今クールの目標であった勝ち点36には残り9試合を全勝しても34と届かず、早くも未達が確定してしまいました。

勝ち点を積み上げる事が出来ず、34ポイントで9位のまま中位に沈む札幌。競争によるチームの活性化も、残念ながら働いていないように見えます。サブメンバーの突き上げは当然あるのだろうけれど、監督が起用するまでには至っていません。

ただ、理由はどうであれこれで6戦続けて結果は出ていないわけで、それでいながら、ベンチメンバーも含めて殆ど代謝のない状態というのは、どうなんだろう?と思います。主力陣で結果を出せていないのだから、少しでも入れ替えて行くべきだと思うし、そうすることで、スタメンから漏れた選手はポジション奪取に躍起になるだろうし、最初の段階では能力で劣る選手でも、起用されて実戦経験を積んでいくことで、リーグ戦に耐えうる選手に成長していく事も多いだろうと思うのですよね。出る事で課題もまたはっきりするだろうし、それを糧にしてまた練習で克服に務めるだろうし。

西嶋が2試合の出場停止、宮澤が負傷中ということで、水曜の愛媛戦はいつもとはちょっぴり変わってくるかも知れません。3バック時のディフェンスであったり、アーリークロスなんかを見ていると、シーズン当初の右SB征也をもう一度試しても良いんじゃないのかなと思うけど、どうだろう。4と3では守り方は違うとはいえ、どっちつかずになってしまったシーズン当初よりは良くなっているように思う。単純に、相手の驚異になれる選手を、長い時間見たいだけなのかもしれないけれど。

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