2011J2第19節。攻撃のタレントは揃っていながらそれを活かせず、相変わらず深刻な得点力不足を抱え、試合得点率が1を割り込んでいるコンサドーレ札幌。今節は現在勝ち点トップタイで2位につける好調な栃木SCと対戦です。


怪我で出場が危ぶまれた岩沼しゅんぴーはスタメンで出場。今年は去年ほどいい動きを見せられていない純平が本来の前目のポジションに入りました。同じく精細を欠いている古田も怪我明けながら即ベンチ入りし、チアゴに続いてアンドレジーニョもベンチから外れてしまいました。

他のクラブが連戦であったのに対し、札幌は中5日といつも通りの休息日程。であったのにもかかわらず、体力的に余裕のあるはずの札幌は中2日の栃木に球際で勝てず、前半から押し込まれてしまいます。そして、これが勢いの差、順位差に反映されているのかなと思うような、角度の無いところからの那須川のシュートが決まり、栃木に先制されてしまいます。

那須川についていたのは古田1人で、他の選手は中を固めていたし、実際あの場面ならクロスだよなーなんて見ていたので、あそこから打たれて、しかも入ってビックリ。

先制されるとひっくり返すどころか同点に追いつくことすらできず、万事休すなのが今年の札幌。近藤も負傷退場してこの先制点がことさら重い。逆に先制したら全て勝っているんですけどね。

後半に入り、やっと復調してきた内村を投入し、監督曰く化石システムである3バックに変更。2トップにし、攻撃の枚数を増やして攻めに出ます。ただ古田と純平による左右両サイドへのパス交換のような酷いクロスの応酬があるなど、シュート以前の段階で精度を著しく欠いて得点機はなかなか作れません。

ターゲットを増やすため上原を投入してさらに前線の枚数を増やし、なりふり構わぬ縦ぽんパワープレーに。しかし皮肉なことに、監督がこの3年目指しているだろうサッカーから対極にあるだろう形が結構効いた。そうしてセットプレー崩れから河合がシュート性のボールを蹴り込んだところを純貴が飛び込んで同点に。

さあここからとさすがに疲れが出てきた栃木を押し込みながら、しかし札幌もここまで9得点という得点力なので勝ち越しゴールを奪うまでには至らず、このままドローで終了。札幌が守備で酷いミスを犯しても、栃木攻撃陣の酷いシュート精度に助けられたり、運頼みだった面もあったけど2点目を防げたのが大きい試合でした。

縦へ巧い具合に仕掛けられず、またしても情けない試合を披露。何度も繰り返す選手の質の問題なのか、何年かけても形に出来なさそうな監督の指導力の問題なのか。それとも監督の標榜するサッカーを実現出来るタレントを用意できないフロント、あるいは資金力の問題なのか。まあ全部当てはまっているのかもしれませんけれど。でも他のJ2クラブと比較して、それほど不利になるような戦力ではないと思うんだけどね。

なかなか目指すスタイルで思惑通りにガチっと嵌る試合を見せられずにいますが、追いつけたことを前向きに捉えていこう。6日からホーム3連戦を迎えます。

日時:2011年07月02日18:03キックオフ 会場: 栃木県グリーンスタジアム
入場者数: 4,736人 天候: 晴 25.1℃ 83%
栃木SC 1 – 1 コンサドーレ札幌
得点
那須川 将大 41分
75分 横野 純貴
スターティングメンバー
武田 博行 21 GK GK 16 イ・ホスン
13′宇佐美 宏和 26 DF DF 2 日高 拓磨59′
渡部 博文 23 DF DF 23 山下 達也85’
大和田 真史 4 DF DF 4 河合 竜二
那須川 将大 24 DF DF 6 岩沼 俊介37’
71′杉本 真 16 MF MF 8 砂川 誠44′
パウリーニョ 7 MF MF 10 宮澤 裕樹
鈴木 修人 17 MF MF 5 ブルーノ71′
81′高木 和正 10 MF MF 7 高木 純平
リカルド・ロボ 9 FW MF 32 近藤 祐介35′
チェ・クンシク 18 FW FW 24 横野 純貴
控え選手
柴崎 邦博 1 GK GK 1 高木 貴弘
13′西澤 代志也 2 DF DF 25 櫛引 一紀
落合 正幸 5 DF MF 15 古田 寛幸35′
落合 正幸 11 MF MF 17 岡本 賢明
本橋 卓巳 13 MF FW 13 内村 圭宏59′
71′水沼 宏太 14 MF MF 22 三上 陽輔
81′廣瀬 浩二 8 FW FW 26 上原 慎也71′
監督
松田 浩 石崎 信弘
主審
前田 拓哉
副審
間島 宗一/清野 裕介

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