第2クールも5試合目。ここまでの4試合を1勝2分1敗と、勝ちきれない試合を続けるコンサドーレ札幌。押し込む時間帯は長くあるものの、その間に追加点を奪えず、運動量の落ちたところを相手に狙われて失点を重ねています。

第22節はアウェーで首位の湘南ベルマーレと対戦。前回対戦時は0-1と惜敗しています。勝ち点差ほどチーム力に差がある相手ですし、今節は上位が止まっているので、差を詰めるべくしっかりと結果を出したいところです。

2009J2 第22節

コンサドーレ札幌 2 – 3 湘南ベルマーレ

■得点者:
札幌/48′ クライトン 57′ 西
湘南/10′ 中村 83′ 阿部 87′ 猪狩
■スターティングメンバー:
GK:荒谷
DF:西嶋 趙 吉弘 上里
MF:西 宮澤 藤田 クライトン 岡本
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:高原
MF:芳賀 砂川
FW:中山 上原
■交代選手:
38分:キリノ→芳賀
45分:岡本→中山
85分:宮澤→上原

第22節はアウェーで首位の湘南ベルマーレと対戦。前回対戦時は0-1と惜敗しています。勝ち点ほどの差がある相手ではないだけに、今回はしっかりと結果を出したいところです。

MFクライトンが戻ってきた事で、布陣を4-4-2ではなく基本形の4-2-3-1に変更。2トップの一角を担っていたFW宮澤は再びボランチに入り、もう1枚のボランチには西、左SBに上里とかなり前掛かりな布陣になりました。他のメンバーはいつも通り。ボランチはDFと連係しながら守備をしていたMF芳賀でも良いのではないかなと思いますが、コアメンバーを信頼しての11人となりました。

札幌はクライトンが長旅の疲れを感じさせないいつも通りの気持ちの強さを見せてくれ、立ち上がりからアグレッシブに攻め込みます。PAにも積極果敢に攻め込むクライトン。持つところは持つ。シンプルにはたくところはシンプルにと、攻撃に関しては一段上に行くぞと言う狙いは見て取れました。攻撃に関しては。

攻撃では良い形を作れるようになってきているものの、一旦守備に回ると途端に落ち着きを無くしてバタバタとしまうのはなぜだろう?湘南選手を掴まえきれず、面白いように繋がれて前半10分に早くも失点。まあこれはワンタッチで次々と展開した湘南の攻撃も上手かったんですが。

後半に入ると、札幌は元気を投入し、3-5-2へ布陣を変更。FWの位置に上がった宮澤が早々に仕掛けてジャーンからキツイのど輪を食らいPKを獲得します。これを「PKを誰も蹴ろうとしなかったから自分がいった。自信を持って蹴ったよ」と、クライトンが蹴り込んで同点に追いつきます。この消極的な姿勢はがっかり。宮澤が自ら行くなり、今季まだ無得点の征也が行くなり、キャプテンの上里が行くなりしても良かったと思いますが、1点ビハインドの試合でしっかりと蹴れるほどのメンタルの強さはまだ無いと言うことだろうか。残念です。

その後も優勢に札幌が仕掛け続けて、後半12分。今度は宮澤のポストから右サイドへ流し、征也からの久しぶりに綺麗なクロスを、ボランチから左サイドにポジションチェンジした大伍が中央へ走り込みどんぴしゃでヘディングを叩き込んで、札幌が逆転。実に7試合振りの2得点目となりました。大伍、それだよ。

ここ数試合複数失点を喫している湘南から、札幌も例に漏れず複数得点を奪って逆転に成功。後はこのまま試合を終わらせる事が出来れば・・・、というところなのですが、データが出ていたように残り30分からの失点が多いのが今年の札幌。案の定このまま終わるはずもなく、83分には阿部、87分には猪狩にゴールを奪われ再逆転を許してしまい、試合終了。課題を克服しきれません。

これまでと同じような展開から、今度は立て続けに2失点を喫し、逆転負けという結果。湘南に勝ち点50点目を献上してしまいました。そして札幌は上位進出どころか中位集団に飲み込まれ7位転落。かなり厳しくなってきましたね。大部分を自分達の時間帯にしながら勝利する事が出来ない、なんとももどかしい試合を続けています。

勝ち越しても守って逃げ切るという意識は監督からは見られないので、選手側もそろそろ観念して、最後まで勇気を持ってラインを高くしてコンパクトに保ち、ハイプレスなショートカウンターを続けるしかないのだろうね。J2でそれくらいやれないと、上のカテゴリでは到底戦えないぞと言う事なんだろう。

横浜マリノス×浦和レッズの試合も見たのだけど、マリノスはFW坂田(この日は得点こそならなかったものの、走力、運動量で浦和にとってかなりの驚異になっていた)を筆頭に小宮山や田中裕介らがかなりよく走り、カバー意識の高いカウンターサッカーを見せていました。対して浦和が前半で足が止まり、運動量が少ないのでパスの出し所も少なく、足下ばかりなのでマリノスとしては守りやすい状況。狙い所をハッキリさせて、弱いところを粘り強く突いていくしたたかさがマリノスにはありました。

札幌は4-2-3-1から3-5-2、そしてまた4-2-3-1とシステムを変更しながら戦いましたが、3-5-2から4-2-3-1に戻したときに、どう戦うのか意思統一出来ずにぼけてしまったような印象。対してマリノスの場合は4バックから3バックにした時でも、まずはしっかりと守ってカウンターという事が徹底されてしまいた。

押し込まれても落ち着いて跳ね返せるマリノスと、ばたついて堪えきれない札幌。メンバーの差は勿論あるのだけれど、ピッチに居る11人がしっかりとチームのサッカーや自分の役割を理解していて、ボール貰ってからどうしようか考えていたり、終盤になると集中が欠け守備が散漫になる札幌とはだいぶ差があるなあと感じたのでした。

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