2戦連続でホームの開催となるJ2第21節。まあ前節は札幌ドームで、今節は厚別競技場で場所は異なるわけですが。しかしどちらも大事なホームスタジアムです。外で空が見える方が気持ちがいいし、なんて思っていましたが、当日の厚別は強くは無いものの雨空。札幌も梅雨の影響を少なからず受けているようです。

YOSAKOIソーラン祭りに北海道神宮例祭(札幌まつり)、そしてファイターズの試合とイベントの重なる週末となった中、それでも雨の厚別に集まるサポーターのためにも勝利を。

2009J2 第21節

コンサドーレ札幌 1 – 1 徳島ヴォルティス

■得点者:
札幌/26′ キリノ
徳島/66′ 石田
■スターティングメンバー:
GK:荒谷
DF:西嶋 趙 吉弘 西
MF:藤田 芳賀 上里 岡本
FW:宮澤 キリノ
■サブメンバー:
GK:高原
MF:岩沼 砂川
FW:中山 上原
■交代選手:
74分:岡本→上原
81分:西→砂川
84分:芳賀→中山

MFクライトンを欠いて臨む試合も一応終了。予定では次節からはクライトンも合流する見込みですが、合流は18日ですし、予定は未定と見ておきましょう。この試合も前回に引き続き布陣は4-4-2。クライトンが居ないことでいつも以上にサイド攻撃に偏った攻撃をしているのに、折り返したときに中央に走りこんでくる選手の少ない1トップよりは、最初からFWを2枚置いて人数を増やしておく方がいいのかもしれません。点で合わせられるFWとそこに出せるクロッサーが居れば1トップでもいいのかもしれませんが、ここはJ2、そして札幌。そんな選手はおりません。

出場停止のMFダニルソンの位置には、去年までボランチでキャプテンを務めていたMF芳賀が入り、今年このポジションで初登場となりました。上里と組み、現キャプ+元キャプのボランチコンビです。怪我でどうかな?と思われたFWキリノも普通に出場。そしてベンチに見慣れない姿が、と思ったら元気でした。キャンプ中に唯一長期の怪我をしてしまいここまで出遅れていましたが、献身的に走り倒せる男がいよいよ来ました。

降り続いた雨による影響で、スリッピーな芝での試合ということで、足を滑らせる選手が多発(なぜか札幌の選手ばかりでしたが)。そんなピッチコンディションでも、前半はいつものように札幌タイムで、ばたばたしながらもある程度思い通りにやれていました。前半26分に宮澤が反転しながら強引に徳島DFの裏へグラウンダーのパス。それに反応したキリノがスピードを生かして抜け出し、落ち着いて決めて札幌が先制します。クライトンが居ないことで、FWに入っている宮澤が中盤まで下がってきて受け、ポスト役をこなしていました。

こういう、起点となったり1つアクセントを入れるようなプレーはさすがに上手いのですが、やはり前を向いたときの怖さが足りないのが今の宮澤。前を向いてプレー出来るボランチを経験して少しずつ良くなってきていますが、もう少し、しかしそのもう少しが遠い。後半残り6分という所で投入され、早速惜しい(しかし彼らしい)シュートを3本打った、元気のがむしゃらなスタイル、それでいていいポジショニングをを少しは吸収してくれると良いのですが。

先制点は奪えるのですが、ここから追加点を奪えないのが最近のコンサドーレ。5/16の第15節、岐阜戦を最後に複数得点を奪えていません。この日もこちらの流れだった時間帯に幾度となくチャンスは作るものの、2点目を奪えずに居ると、徐々に徳島にペースを奪われてしまいます。

後半開始早々、注意しなければいけない時間帯(気を抜いていい時間帯も無いですけれど)で、西がボール処理を誤って徳島FW石田にあっさりと裏に入られてしまい、決定的なピンチを招いてしまいます。ここは相手のミスで難を逃れますが、ああ、この調子だと今日も何点かやられそうだなと見る側に十分な不安を与えるものでした。

その後もシンプルに裏狙いにくる徳島に対してあっさりと裏を取られてしまう札幌。あわやという危ない場面を早い時間帯に何度も作られてしまいます。そこはキーパー荒谷のファインセーブもあって何とか切り抜けるのですが、どうにも集中を欠く癖を改善しきれません。DFリーダーの登場が待たれますね。いいときで見るならばソンファンがその役目を果たせればいいのですが、言葉の問題もまだあるだろうし、何しろ気を抜く筆頭なので、なかなか難しいものがあります。吉弘はスペースへのカバー意識が強すぎて対人が疎かになりがちだし、んー。

そうこうしているうちに、札幌は徳島に傾いた流れを取り戻せないまま66分。CKから石田が頭でズドン。今度はしっかりと決めてきます。やっぱり追いつかれてしまいました。石田選手は札幌市出身の29歳。地元の白石高校、道都大を経て湘南ベルマーレへ。そして2005年から現在まで徳島ヴォルティスに在籍しています。札幌出身だけあって、やはり地元での試合では特別な思いがあるのでしょうね。地元では初ゴールだそうです。おめでとう!しかし、複雑。

追いつかれた札幌は交代で状況を変えようと遅まきながら攻撃的な選手を3人投入。そしてこの日最初に投入されたのは、いつもの砂川ではなく上原でした(残念ながらこの日の上原はあまりよくありませんでしたが)。そして、砂川。最後に復活した元気。期待の岩沼俊Pはこの日も出番は無し。まだ熟成中です。

ただこの日の場合は最初に元気でも良かったような気がしましたね。結果論ですし、怪我の回復具合を見る上で、ピッチコンディションが良くない中長く使いたくなかったのかもしれませんが、ゴールに向かってよく動いていました。フィニッシュの精度もいつもの元気でしたし、かなり戻ってきている印象です。練習では左SBでも試されているので、前線だけではなく、ほかのポジションも含めて、今後出場時間が増えてくるでしょう。そうなるとベンチ枠が足りないなあ。

この攻撃的な交代も得点には繋がらず、1-1でドロー。またしても決定力不足と守備の綻びから勝利を逃してしまいました。後半は別のチームになったかのようにガクッと運動量が落ちるので、もう少し早い時間帯からリズムを変えるような交代を見たいなあ。ピッチ内の選手達で対処出来るようにもなってもらいたいし、難しいですね。

クライトン抜きの3試合で速攻の展開も増え、攻撃パターンは少しずつですが増えてきています。フィニッシュとその1つ前のプレーをもっと確実に行って欲しいなと思いつつ、今居るカテゴリを思い出して納得させるのでした。次は21日、湘南戦です。第1クールでは0-1で惜敗しましたが、2度も負けるわけにはいきません。クライトンも帰ってくるし(予定)、目標達成のために仕切り直して調子を上げていきたいところです。

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