リーグ戦の第1クールも残り2試合。まだまだ先の長いシーズンですが、この第16節と、厚別競技場での開幕戦となる24日の東京ヴェルディ戦で、全体の1/3が終了となります。とはいっても特に中断期間が設けられているわけでもなく、すぐに第2クールに入っていくわけですが。さて、ここまで9戦負け無しできており、特に攻撃陣が絶好調なコンサドーレ札幌。この試合は勝ち点差1で札幌の下につけ、いつの間にか攻撃的なスタイルに変貌した水戸と対戦です。守備的なイメージはどこえやら、目下J2最多失点の水戸。札幌もまだまだ不安定な守備スタイルですから打ち合いになるかと思われましたが・・・・・・。

2009J2 第16節

コンサドーレ札幌 0 – 0 水戸ホーリーホック

■得点者:
札幌/
水戸/
■スターティングメンバー:
GK:荒谷
DF:西嶋 趙 吉弘 西
MF:上里 ダニルソン 藤田 クライトン 岡本
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:高原
MF:芳賀 砂川
FW:宮澤 上原
■交代選手:
69分:岡本→砂川

札幌は前節と全く同じメンバー。控えまで同じです。この16名のコアメンバーに、現在ベンチ外となっている選手がどこまで食い込んでこられるのかが今後の試合を戦い抜く上で大切になってきます。開幕前の予想メンバーから唯一外れている、謙伍とか謙伍とか謙伍とか。岡本は一時外されてしまいましたが、なんだかんだで復活してまた起用されていますから、謙伍ももっと頑張ればまた起用されることでしょう。もう1人の副キャプテンである元気も未だ出番無し。みんなが走れるようになってきたと言っても、まだ元気の走力は抜きん出ていますから、スタメン勢の動きがちょっと鈍ってきている今、やれるなら早いとこ戻ってきて欲しいですね。それともまだコンディション戻っていないのかな?

さて試合。(個人的な)事前予想では、どちらのチームも守備が不安定かつ攻撃的なスタイルを取ることから打ち合いになるのかなという感じだったのですが、蓋を開けてみればスコアレスドロー。失点を減らすことを最後まで意識していた水戸を攻略出来ず。札幌は最後まで試合の流れを自分たちの方に持ってくることが出来ずにいたので、負けと言っても良いような内容でした。まあ以前ならそういうときにはズルズルと失点を重ねてしまうのが常でしたから、悪いなりに引き分けで終えることが出来たというのは今後に繋がっていくのかなと思います。内容はどうあれ、2試合連続無失点だし。

水戸の拙攻に助けられた所も、かなりの部分を占めているわけですが、アウェーでドローという結果を見れば最低限のタスクはこなせたとも言えるわけで、まあこの辺はどういう風にも捉えることが出来ますね。

ただ、今シーズンでのJ1昇格を目指している以上は、やはり勝利が欲しかったというのが個人的な印象です。こちらが足踏みしている間にも上位は勝ち点を重ねて差を広げられてしまうわけですし、直接対決以外で自分たちに出来ることと言えば、結果を出し続けることと、差を詰めることで相手に心理的なプレッシャーを与えることくらい。まだ時期尚早かも知れませんが、中位集団に飲み込まれてしまうと抜け出せなくなりそうなので、出来るだけ昇格圏に近い位置に踏みとどまりたいなと思うのでした。

この試合、交代カードは1枚しか切られませんでした。お約束の岡本→砂川の、同じポジションに元気な人を入れたというだけのもの。交代枠を残したことに関しては監督が試合後のインタビューで答えてますが、「攻撃重視の形にすると、やられそうな感じがした。ボランチも含め、後ろの選手を替える勇気がなかった」と「リズムを変えられる選手もいなかった」という2点。前者は監督自身の問題ですが、後者は選手達への強烈なメッセージと見ることが出来ます。砂川の交代は既定路線ですが、その砂川1人しか今のところオプションが無いので相手も読みやすいですし、砂川も調子にムラがあるのでいつも活躍というのは難しい。年齢的な事もあるのかスタミナ激減中で長時間持ちませんし。

そしてこの試合でイエローカードを貰ってしまい、累積警告で次節はソンファンが出場停止。前のエントリを書いた時点ではもう少し先かなと思っていたのですが、意外と早く来てしまいました。次の相手は東京ヴェルディ、昨年途中に観光を終えイタリアから帰国したFW大黒が居ます。この試合で外してくれたような場面でも、彼ならば決めてきたり、危険なシーンをいくつも作られてしまうでしょう。この試合ではJ2レベルに助けられましたが、昨年経験したようにJ1レベルの試合ではやられる可能性がぐっと高まります。大黒は当然J1レベルにある選手なわけで、気を引き締め直して臨まねばなりません。

石崎監督がインタビューで話しているように、無失点で終えることが出来たのは相手のミスがあったから。右肩上がりの成長曲線では無いものの、上がったり下がったりしながら徐々にサッカーチームらしくなってきている札幌(今までも勿論サッカーチームだったんですけど)ですが、第1クールの最終戦、はじめて主力のCBが欠けるという事態に。次節に向けて監督はDFラインをどう弄ってくるだろうか。チャレンジを忘れ、安易にクライトン&キリノに依存してしまう癖からも脱却したいところです。彼らは重要なピースではあるけれど、札幌の総てでは無いのです。そして、監督自身にも交代カードを切る勇気、後手を踏まない早い決断を求めて厚別開幕戦を見たいと思います。動きの鈍い選手は思いきって、リフレッシュさせるのも手では?

大きな課題が出た後はその後修正してこれているので、次もしっかりとやってくれるはず。「チャレンジ&カバー」で。

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