リーグ戦10試合を終えて、4勝2分4敗と成績を五分に戻したコンサドーレ札幌。8節の草津戦以来、1年ぶりのホーム勝利に続いて久しぶりの無失点試合と負の記録から逃れ、徐々にチームとしてまとまりが出てきたように見えますが、不安定な守備は依然として改善されておらず、まだまだ修正の余地を残しています。

第11節はホームに愛媛FCを迎えての一戦。1人少ない状態でも守りきった前節、横浜FC戦に続いて、この試合も0に抑えて守備も安定させていきたい。

2009J2 第11節

コンサドーレ札幌 3 – 2 愛媛FC

■得点者:
札幌/27′ 宮澤 55′ 岡本 68′ ダニルソン
愛媛/76′ 柴小屋 87′ ジョジマール
■スターティングメンバー:
GK:荒谷
DF:芳賀 趙 吉弘 西
MF:宮澤 ダニルソン 藤田 クライトン 岡本
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:高原
MF:岩沼 砂川
FW:石井 上原
■交代選手:
75分:岡本→上原

前節で退場したDF西嶋と、累積警告4枚でキャプテンのMF上里が出場停止。ボランチと、層の薄い左SBの欠場と言うことで誰が出場になるのか気になる試合でしたが、石崎監督はボランチに宮澤を指名。宮澤は今年1トップor右サイドとして出場していますが、いまひとつ精細を欠いています。元ボランチということで、視野の広さを活かせるでしょうか。

SBにはMF西とMF芳賀。選手がいないということでSBを任されている2人ですが、結果的に、FW宮澤に自分達の主戦場を譲る形となってしまいました。チーム事情もあってのことで仕方ない部分もありますが、悔しいでしょうね。特に西は今年中央でやりたいという思いを強く出していますし、各インタビューでも常に口にしています。芳賀はあまり取り上げられる機会は無いものの、去年まではキャプテンでしたし、主に守備専のボランチを任されていました。

MF岩沼俊Pも今度こそ……と思ったのですが、残念ながら先発には至らず。しかしベンチ入り。旬になったと言うのであれば鮮度が高いうちに出番が欲しいところですが、さて、出番はあるでしょうか。

試合は前半から札幌ペースで展開。ボランチで起用された宮澤も、守備では不満を残すものの、攻撃時には前を向いてボールを持てることもあって積極的に打っていきます。消極さも相変わらず見せていましたが、そうは劇的に変われるものでは無いということで。その宮澤の前向きな気持ちが、コーナーキックからの先制点に結びついたようにも思います。下がりながらだったので難しいボールでしたが上手く枠に飛ばして宮澤は今年初ゴール。

コンビを組んだダニルソンも得点を決め、攻守に渡ってチームに欠かせない存在となってきました。以前はあまりPA内まで攻撃に、というのは見られませんでしたが、日本のスタイルに慣れてきたのか、戦術的なものなのか、隙あらばどんどんスペースに出てくるようになりました。頼もしい。

後半も変わらずの札幌ペースだったので、これは一方的なペースで余裕勝ちかな、なんて見ていたら後半途中からいつもの緩慢さが顔を出してあっさり2失点献上。むむむ。これはいかん。CBの2人はフル出場が続いていますから、疲労によって集中力を欠くというのはあるのかもしれませんが、そうじゃなくても集中を欠く場面が目立つだけに、余計に酷いことになってました。これでは戦力を試すわけにはいかないか、監督も交代を1人に留めます。

もっと得点出来た試合でしたし、無失点で終われた試合でした。攻撃陣が頑張れているうちに、少しずつ守備も修正せねばなりませんね。

ともあれ、これで4連勝となり、勝ちが先行。上位との差はまだありますが、1つ1つ積み重ねていきましょう。

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