前節から中2日で行われるリーグ戦第8節はアウェーで草津との対戦。草津は今シーズン、都倉、廣山、玉乃、小池と攻撃的な選手を強化。昨シーズン活躍した高田、後藤も残っており攻撃の戦力は揃っています。ただ、ここまでの札幌と同じように今ひとつかみ合わない状態が続いているようです(開幕3連勝の後1分3敗)。それでも3勝しているだけマシじゃないかと、未だ1勝(しかも内容は良くなかった試合で)の札幌からすると思ってしまうわけですが。似たようなプレースタイルの両チーム。札幌としては中盤でのパスミスを出来るだけ減らし、前節で見せたようなスペースへのパス、動きを絡めて試合を進めていきたい。

2009J2 第08節

コンサドーレ札幌 2 – 1 ザスパ草津

■得点者:
札幌/39′ キリノ(PK)、57′ キリノ
草津/32′ 都倉(PK)
■スターティングメンバー:
GK:荒谷
DF:西 趙 吉弘 西嶋
MF:上里 ダニルソン 藤田 岡本 クライトン
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:高原
MF:芳賀 砂川
FW:宮澤 上原
■交代選手:
45分:岡本→宮澤
66分:ダニルソン→砂川
77分:キリノ→芳賀

出場停止が明けて、前節お休みだったクライトンとダニルソンが復帰しました。ダニルソンもロングパスなら結構いいパスを出していたので(というか彼はきっと元からスペースを意識したパス出しをしていたんだろう。と思いたい)、起点となれる選手がクライトンの他にダニルソン、上里と3人になり、クライトン頼みから脱却出来る土台は整いつつあります(後は行動に移すだけなのですが)。前線には岡本、キリノ、藤田とスピードのある選手が居ますし、彼らのスピードを警戒させてラインが下がれば、中盤からミドルシュートを打てるスペースも作れそうです。

草津は序盤、札幌がプレッシングに来る前にロングボールを前線に送る展開。対して札幌はショートパスを繋ぎなら、ピッチをワイドに使う意識も芽生えてきているようです。西なんかは逆サイドを常に見ていますね(パスがあまり上手くないのが難点ですが)。今日の主審は柏原さん。試合を止めまくるのでテンポが悪く、両者リズムを掴みにくい展開(かどうかは分かりませんが、もっと流してくれても良かったのに)。前半は両チームにPKがあり1−1で終了。特に札幌のPKのシーン、被ファール側の上里が全く状況を飲み込めていないような当たりで笛を吹いてしまうのはどうか。まあ札幌が与えたPKにしても普通なら流すだろうという感じだったので、そこからほどなく札幌側にもPKというのは帳尻に見えなくもないわけですが。不運な形でまたしても失点記録は続いてしまいます。

後半開始時に、札幌は岡本に代えて宮澤を投入。布陣も変更し、2トップにして西を左サイドにまわし、3-5-2に。先日の富山戦でもキリノとの連係は良くなってきていたので、中盤を厚くして前線での形を増やしたいという意図でしょう。前半だけだったけどヤスおつかれ。富山戦でもそうでしたが、岡本は体が強く、プレーにもキレが出てきました。最後の精度が今ひとつですが、思いきりの良さをいかしてどんどん積極的に仕掛けてもらいたい。

それにしてもボランチの2人のバランスがあまりよくありません。上里は攻撃に掛かりすぎだし、ダニルソンは相変わらず簡単な所でミスをしたり、この試合もボールロストして奪い返しにいってボールを取り返すでも無くイエロー頂いてしまいました。キリノの記事に出ていましたが、22歳という若さと、初海外と言うことで精神的に弱っている部分もあるんでしょうね。この辺は若いチームなので国内選手達ももっと外国人選手が馴染みやすいように協力してあげればいいのにと思ってしまいますが。チームのヘソの大事な部分なので、試合を落ち着かせるために、攻守のバランスを取るために後半終盤のような形で芳賀を置いても良いと思いますね。

試合は後半から3-5-2にして調子が良くなった札幌が、ゴール前の混戦をキリノのダイレクトボレーで得た得点を守りきり2-1で勝利。4-2-3-1 → 3-5-2 → 4-2-3-1と布陣を変更しながら何とか逃げ切りました。この決勝点の形は多くの選手が絡んで良かったと思います。宮澤の消極さも今回はプラスに作用しましたし。3バックにした後、相手にサイドを狙われていたのですが芳賀を入れて修正。相手の雑なプレーにも助けられましたが、アウェーで2勝目を飾ることが出来ました。

キリノは復帰後どんどん良くなってきていますね。1人で打開するタイプでは無いようなので、チームが成熟するにつれてもっと得点を期待出来そうな感じです。傷を覆うあのヘアバンドがメンコのような役目でもしているんだろうか。クライトンも白星にかけた?わけではないでしょうが、白毛のエクステを付けて登場。見事勝利を手繰り寄せました。

内容はともかくとして勝ち点3を得たことで、日曜のセレッソ戦に向けてきっかけを掴んだ大事な1勝となりました。「もう少しできると思っていた。私の考えが甘かった」と監督の期待を裏切る結果となってしまった序盤戦ですが、現在無敗の首位セレッソを叩ければホーム未勝利記録も止まりますし、勢いに乗って行けそうな気がしないでもない。幸いセレッソは3バックですし、サイド狙いの札幌の攻撃がはまれば得点機会はある程度作れるでしょう。問題となりそうなのは両ボランチと守備の連係ですね。危険な位置でのファールが多いので、それで止めるならもう少しゴールから遠いところで止めたいところです。ソンファンと吉弘が集中を切らさずに、バランスを保ちつつ相手の動きに釣られずにどこまで我慢出来るか。要は相手より点取れば良いんでしょ。を地で行くセレッソの攻撃を、札幌の不安定な守備陣が防ぎきれるかがポイントになりそうです。

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