まだ3月ですが、J2は早くも第5節を迎えました。コンサドーレ札幌は現在1勝3敗。残念ながらスタートダッシュとはいかず、新生コンサドーレを確立するための産みの苦しみを味わっているように見えます。実戦になると、どのチームも不安定な部分を突いてきます。今が耐えどき。

2009J2 第05節

コンサドーレ札幌 1 – 1 ファジアーノ岡山

■得点者:
札幌/21′ 上・
岡山/68′ 西野
■スターティングメンバー:
GK:佐藤
DF:芳賀 趙 吉弘 西嶋
MF:ダニルソン 上里 藤田 クライトン 西
FW:宮澤
■サブメンバー:
GK:荒谷
MF:砂川 岡本
FW:横野 石井
■交代選手:
45分:ダニルソン→砂川
80分:上里→横野
83分:宮澤→石井

デミグラスソースカツ丼を食べる機会は次回へ持ち越し。
前節でキリノと空中で衝突し、側頭部を負傷してしまった主将の上里はこの試合に何事もなかったかのように復活。キリノの傷は顔の正面ということで、ヘディングの際の影響を考えて欠場となりましたが、キャプテン上里のこの気合いは大したものです。キリノ以外は湘南戦と同様のメンバーとなり、1トップには宮澤が入りました。上里はこの試合唯一の得点も上げ、プレーもメンタルもキャプテンに相応しいものになってきているようです。

もう期待の若手ではなく、各自主力の1人として試合に出場しているので、他の選手達も自覚を持って戦って欲しいなと思いながら、上里のドライブシュートを何度もリプレイ。ようやく枠へ飛びました。惜しいシュートを何度も放っている大伍も、もうちょっとなんですけどね。得点出来れば勢いに乗ってくると思うのだけど、如何せん流れから得点出来ず。

試合はいつも通り、試合開始直後から札幌がアグレッシブに攻め立てます。
石崎監督の目指す、早い段階での前線からのプレッシング、仕掛けた選手に対してのカバーリングというサッカーは、守備においてはある程度ピッチ上で見せてはいるものの、今はそればっかりを考えてしまい不用意にスペースを与えてピンチを招く場面も増えています。去年は去年で頑なにゾーンを守ることばかりを意識して、結局好き放題にやられてしまったりとしていますし、なかなか臨機応変に対応出来ない札幌の選手達。うーむ。

この試合も守りきれずに失点を喫してしまいました。身長差があるにしても、あそこで芳賀が完全に競り負けてしまったのは痛いですね。中盤の足が止まってしまう試合終盤にカウンター食らいまくるのも危険です。既に兆候はありますが、こことセットプレーばかりを狙われる前に、早い段階で修正しておきたいポイント。

これで今年も開幕から5試合連続、去年から数えると18節の神戸戦から23試合連続失点という不甲斐なさ。それでも去年は2失点がデフォルトでしたから、各1失点(甲府には2失点してしまいましたが)で済んでいるというのは進歩なのかもしれません。

攻撃に関しては、前線から奪う意識が高まったおかげか、相手ゴール前に迫る回数は増えているものの、フィニッシュの精度、判断力という部分で、まだまだ地に足が着いていない状態。徐々にサイドの選手も中へ入ってくる動きというのは出来るようになってきましたが、得点量産まではもう少し時間がかかりそうです。1点入れば変わってきそうなんですけどね。その1点が遠いのが今の札幌。

昨シーズンまではかなり得点をあげていたセットプレーも、今シーズンはまだ1得点に止まっています。コーナーキックを40本以上蹴って5試合1得点と言うのは、これまでの札幌からするとかなり物足りない数字です。空中戦に強かったダヴィ、池内といった選手が抜けたのと、曽田、箕輪がリハビリ、柴田がベンチ外と言うことで、ターゲットがほぼ西嶋1人という(キリノはまだ未知数ということで)、選択肢の少なさが影響しているのかもしれません。

先制した試合では、しっかりと試合を終わらせるゲームプランというものも、これから必要になってきますね。試合をこなす毎に課題がどんどんと出てきますが、その分成長の伸びしろがあるという事でプラスに考えてみる。

砂川が後半からの出場ながらあっさりと消えていたのが気になりますが、好不調の波の激しさはいつも通りだからまあこんなものなのかな。西谷が居なくなった分、流れを変えるオプションとして貴重な存在だけに、他の選手が負担を軽くしてやれればいいのだけど。開幕スタメンを飾った岡本なんかはジョーカーになれる存在だと思うのですが、失速して出番無し。開幕前までは不動の左サイドだったはずなのだけど。謙伍ももう少し長い時間見てみたいのですが、右サイドハーフに征也が復職してきたので、難しいのかな。がむしゃらさで言えば元気が居ますが、さて、いつ頃戻ってくるだろうか。

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