3試合を消化して1勝2敗と黒星が先行しているコンサドーレ札幌。
中2日で迎える第4節は、ホームに湘南ベルマーレを迎えての一戦です。湘南は五輪代表監督だった反町さんを監督に据え、ここまでは1点差の試合をしぶとくものにして3連勝と、序盤とはいえこれ以上勢い付かせてはならない相手。逆に1点差ゲームを落としている札幌としては、ホームでばしっと返り討ちにして調子を上げていきたいところです。

この試合は去年までのキャプテン芳賀が右SBとして今季初先発。右SBとして活躍が期待されていた征也ですが、守備に意識が行きすぎて攻撃時に良さを出せなかったということで、本来の右SMFに戻っています。そして、甲府戦で気持ちが入ったいい動きをしていたように見えた謙伍が外れ、復帰した純貴が早速ベンチ入り。DFは相変わらず0。ベンチ枠5というJ2の厳しさですね。また戻ってこられるように謙伍頑張れ。

2009J2 第04節

2009J2 第04節

コンサドーレ札幌 0 – 1 湘南ベルマーレ

■得点者:
札幌/なし
湘南/89’中村
■スターティングメンバー:
GK:佐藤
DF:芳賀 趙 吉弘 西嶋
MF:藤田 ダニルソン 上里 西 クライトン
FW:キリノ
■サブメンバー:
GK:荒谷
MF:岡本 砂川
FW:宮澤 横野
■交代選手:
8分:キリノ→宮澤
9分:上里→砂川
81分:ダニルソン→横野

平日にもかかわらず1万人を越えるサポーターがドームに集まったこの試合。
昨年の4/12以来、ホームで約1年勝ち星が無い札幌としては、なんとしても勝利が欲しいところ。アウェーの2試合では必要以上にアウェー仕様になって受け身の試合運びになっていましたが、この試合はアグレッシブな姿勢を取り戻し、キックオフ直後から積極的に前へ出ます。

しかし前半6分、その積極的な姿勢が裏目に出てしまいました。
センターサークル付近で相手のボールを奪おうとした上里とキリノが空中で交錯。頭を打ってそのまま両者負傷退場となってしまいます。すぐに宮澤と砂川が代わって入りますが、試合開始早々にプランが崩れてしまうという、拙い展開になってしまいました。それでも退場となってしまった2人のため、集まってくれたサポーターのため、チームのためにアグレッシブな姿勢を続ける札幌。相変わらずクライトン任せ、足下のパスが多いのが気になりますが、サイドから攻撃を仕掛け、札幌の時間が続きます。

押し気味に試合を進めながら、決定的なチャンスも湘南キーパー野澤に防がれ、無得点のままじりじりと時間だけが進んでいく展開。何度か守備を崩せたシーンはあったのですが、そこでなんとか1点でも取っておきたかった。

後半も積極的に仕掛け続けるものの、攻守の切り替えが遅く、湘南の引いた守備を崩すまでには至りません。この辺は開幕からまだまだ改善されない部分ですね。もう暫く時間がかかりそうです。

そうこうしているうちに、試合終了間際にスルーパスから湘南・中村に抜け出され、落ち着いてゴールを決められてしまいます。DFは足が止まってましたし、優也はちょっと飛び出しを躊躇してしまいました。アクシデントはあったものの、最後まで集中して、せめて勝ち点1は取りたい試合でした。

この試合で先発起用された芳賀は、今シーズンは若手育成や征也を右SBで試すという事もあってか、ここまで3試合はスタメンから外れていましたが、能力的にはひけを取らないどころか、より上のランクにある選手。右SBで初先発としながらも、そつなくこなしました(まだDFラインの連係という部分では改善点がありますが)。彼は攻撃にも良い部分を持っているので、ここ2年(特に去年)守備的なポジションで溜まったうっぷんを晴らすべく、今後も積極的な攻撃参加で躍動して欲しいところです。

芳賀の活躍によって、選手起用についてはまだまだ試行錯誤が続いているようですが、この試合で右サイドはある程度見えて来たのではないかな?と思いました。後ろがある程度安定しますから、征也も積極的に仕掛けることが出来ていましたしね。後、大伍とダニルソンのコンビが意外とやれたのも収穫ですね。大伍はボランチでようやく何度か良い形での攻撃参加が出来ていましたし、ダニルソンは相手攻撃の芽を摘む動きが出来ていました(起点となるにはまだパス精度、判断速度が不安ですが)。クライトンがボールを持った時にここの2人が追い越していく動きが出てくるようになると、もっと面白い攻撃が出来てくるのではないかなあと思っています。

サイド攻撃に比重を置くといっても、最後には中央にボールが戻ってくるわけですから(勿論、そのままシュートという選択肢もありますが)、と言うことは中央に何人か人数が揃っていることが得点の確率を上げる事に繋がっていきます。クライトンも今年は何度か裏を意識した動きを行っていますが、まだまだ足りませんね。勿論サイドの選手、ボランチ、FWも含めて、オフザボールの動きの精度、判断をもっと高めていかなくてはJ2といえども得点を奪うのは容易ではありません。

クライトンに一度預けると、最低1人ないし2人はそちらに引きつけられるわけですから、札幌はフリーの選手が出来るはずなんですが、なかなか足が出ていきません。持ちすぎて遅攻になるというよりも、「動きが悪くて、パスが出せねえ」という状態に見えます。新加入ならまだしも1年プレーしてきているわけですから、もっと上手く使ってやれたらいいのになと思いながら、第5節へ続く。

キリノと上里はかなりの激突だったものの、幸い大事には至らず、頭部打撲及び裂傷で済んだようです。一安心。それでもまだ先は長いですから次の岡山戦は休ませるでしょうね。
上里一将選手とキリノ選手の負傷について

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で