2008 J1 第27節

コンサドーレ札幌 1 – 2 FC東京

■得点者:
札幌/池内
東京/赤嶺、大竹
■スターティングメンバー:
GK:佐藤
DF:池内 西澤 西嶋 坪内
MF:西 クライトン 大塚 西谷
FW:砂川 アンデルソン
■サブメンバー:
GK:高木
DF:
MF:デビ純 ヨンデ 上里 岡本
FW:横野
■交代選手:
36分 大塚→芳賀
67分 西谷→上里
83分 砂川→横野

ホーム厚別にFC東京を迎えて行われたリーグ第27節。エースFWダヴィの移籍問題、怪我人続出とでまともに布陣も組めず、残留に向けて厳しい戦いが続くコンサドーレ札幌ですが、第24節の清水戦で惨敗して以降は気持ちの入った戦いを見せてくれています。1つ結果が出れば流れは変わりそうなだけに、是が非でも勝ちに行きたいところ。

そんなコンサドーレ、試合序盤から果敢に攻め立てます。試合開始直後から右サイドの砂川→PA内アンデルソンが落として西のシュート。これはミートせずゴールはなりませんでしたが、なんだかやってくれそうな雰囲気。しかし、前半飛ばすと後半ガス欠で・・・な展開になってしまうのが今年の札幌、安心は出来ません。FC東京の方がレベルは上ですし、気を抜かずともこちらは毎試合絶賛失点中です。

ダヴィが居ない事によって縦パス1本で即チャンスにならないがために、逆に攻撃陣が人数をかけて好機を作っていくのがなんだか新鮮。アンデルソンが巧く楔になってくれました。なんだ結構動けるじゃないかという印象。どんどんシュートを狙って行くアグレッシブさも。

そんな前半ですが、いつものように良い形は作るものの得点を奪えないまま45分終了。こう良い流れのときに得点を奪えないと、そのまま勝ち点も取れないという流れになりがちです。

後半9分、セットプレーのこぼれ球を西谷がものすごい勢いで奪取。相手カウンターの起点を潰し、左サイドからクロス。これを池内がヘディングでゴール!札幌が先制します。

さあ、久しぶりにロースコアになりそうな試合展開で、札幌が先制点。このまま相手をゼロに押さえたいわけですが、なにぶん戦術的には崩壊しているので、90分このままの状態で抑えるのは難しい。となると、どこかで個の判断に切り替えないといけないんですが、この日も急造DFラインにあるので、あんまり動きすぎると余計に粗が目立ってしまうがためにそれも難しい。

ということで渋々(かどうかはわかりませんが)いつも通りの、相手にバイタル明け渡すゾーンディフェンス(と呼べるの?)をこの日も採用。しかも、2点目を取りに前がかりになっていて、いっそうスカスカ。当然FC東京はここを狙ってこないはずも無く、FWカボレをはじめ東京の中盤がミドルレンジからばっしばしシュートを打ってきます。

これはいつ決壊するのか時間の問題だな、と思っていた矢先の後半25分、右サイドからカボレが坪内の股を通して長友へパス。これを長友が中へ入れると赤嶺がどフリーでヘディング。これが決まって同点。あー、やっぱりな展開。

この時、札幌のDF陣は人数ばっちり揃っていたんですよね。揃いすぎてPA内でライン引いて守ってるんです。裏は怖いぞということで西澤はただでさえ下げて中盤と距離を空けてしまうのですが、何もこんなところまで下げなくてもいいじゃないかと。そして誰も赤嶺を見てすらなく、全員ボールウォッチャーになってしまっています。今期序盤にセットプレー時すらゾーンで守っている時期がありましたが、同じ展開。全く欠点に手をつけない指揮官には呆れるばかり。

そしてさらに後半35分。代わって入ったばかりの大竹が

「ベンチから見ていても徐々に最終ラインの前にスペースが空いてきていると思っていたので、出場したらそこを狙っていこうと思っていました」
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00071767.html

と語るように、ぽっかりと空いた札幌のバイタルを気持ちいいくらいに独走。そのままミドルシュートを突き刺し、東京が逆転。

ダヴィが居ない中で2得点は難しいなというところで、それでも前へという姿勢を見せた札幌でしたが万事休す。11試合連続で勝ち星から見放される結果となってしまいました。

中盤と守備のラインがあそこまで間延びしたら仮に代表が揃っていても守りきれないですね。3列表記だと4-4-2でしたが4列表記だと4-0-4-2な感じ。中盤は攻めに出て戻りきれず、守備はびびってライン下げまくり。空いたスペースには集中を欠いた芳賀首主将が仁王立ち。いや棒立ち。

試合後の監督コメントはいつもどおりのものでした。
選手の力量が劣るから戦術で補うしか無いのに、全く通用しないその戦術にがんじがらめに押し込められた選手たちは、重石を背負わされているようなもの。なのにやっぱり選手批判。くぅ。

序盤数試合で自らのゾーン守備が通用しないと分かっているのに、リーグ終盤のここまで全く改善されないというのは、監督の引き出しがもう限界なんでしょう。誰が出ても同じような形で失点しているわけですからある意味安定してるとも言えますが。いやいや、こんなところで安定されたら困るし、相手をあんなに自由に攻撃させる守備戦術に慣らされすぎるとJ2ですらまともに戦えなくなる危険が。

監督が選手を信頼していないように、選手も結果の出せない戦術を取り続ける監督に対して、信頼感を無くしていることだろうと勝手に推測。

まさか来期も指揮を取るなんてことは無いと思いますが、どうなるんだろう。

一方、残留争いをしていたはずの千葉は京都をも撃破。試合は支配されながらも少ないチャンスを確実に活かし連勝を伸ばしています。

オフト体制になった磐田もPKの1点を守りきり勝ち点3を得ています。

不思議と得点力は悪くないだけに、せめてもう少し柔軟な対応で守ることが出来たなら・・・なんて、たらればは無意味なんですけれども思ってしまいます。

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