40節のアビスパ福岡戦から3試合連続で無失点と、守備も好調なコンサドーレ札幌。
危なっかしさもまだ残してはいるものの、失点をゼロに抑えている安定をもたらしている守備の中心にいるのは、昨年までキャプテンを務めたボランチの芳賀。

というのも、今シーズン「チャレンジ&カバー」をテーマに掲げていながら、チャレンジの部分だけが目立ってしまい、守備選手まで無謀に近いアタックを繰り返すことが散見されています。そしてその分カバーの意識が疎かになり、空いたスペースを埋める動きが少なくバイタルエリアも肝心なときに誰もいない事が珍しくありません。

そんな中、ダニルソンシステムとも言える4-1-4-1で、そのダニルソンの負傷によって1ボランチに起用された芳賀。ダニルソンほど対人の強さはありませんが、昨年までのゾーンディフェンスの意識を高く保ち、空きがちな真ん中のスペースや危険な場所を察知し上手く埋めてくれているわけです。▽の前の2人を上手くコントロールしているのも、ダニルソン時とは違う特徴ですね。

なので、4バックの1つ前というよりは、3バックないしは5バックのセンターが前に出ているように見えることも少なくないのですが、ラインをコンパクトに保てているので前線と距離が近く、良い距離感を保てています。

今シーズンは主にサブで起用され、外からチームを見る機会が多くなっていました。どこが脆いのか、自分が入ったときに何が出来るのかと言うことがハッキリしたのだろうね。去年までの経験が生きているように思います。

チャレンジに目が行きすぎてスペースを疎かにしてしまいがちな試合が続いてきましたが、芳賀の1ボランチが成功している事で変化が見られそう。芳賀がアンカーとして確立すれば、ダニルソンとの共存も今度は考えられます。言葉の壁がありますが、「ジェスチャーと表情で伝わるもんですよ」と言っていた芳賀なら何とかしてしまいそうですね。

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