開幕時は4-2-3-1だった基本システムを、ダニルソンをアンカーに置いた4-1-4-1に変更しつつあるコンサドーレ札幌。前の「4」の位置には攻撃的なタレントのある選手を並べ、さらなる攻撃の形を模索しています。


FWも含めた前線の5人は、攻撃は勿論、組み立ての途中でボールを奪われた場合にはすぐさまディフェンスに切り替えて、プレッシングを開始しなくてはなりません。基本的なスタミナは勿論、判断力も相当に要求されてきます。特に4の中央の2人、今は大伍と宮澤が配置されていますが、彼らはサイドもケアしないとならないし、縦の関係、キリノとダニルソンとの距離も大切です。宮澤は言うに及ばず、スタミナがあるはずの大伍ですら消耗が激しいポジションです。

まあ、4-2-3-1の時も攻守の切り替えの早さというのは当然求められていたはずなのですが、あの時はクライトンが居たので、ボールを奪った後プレスがキツイとすぐに彼に預けてしまう癖がありました。今は彼が抜けて物理的にそれが出来なくなったので、何人もの選手がフォローしあいながらボールに絡んでくるようになりましたね。

現在発売されている、週刊サッカーマガジンNO.1255号にて、石崎監督のインタビューが掲載されているのですが、目指す形としてはバルサのような(当然クオリティには差があるとしても)攻守の切り替えの早さ、そしてシンプルにボールを動かしていくというプレーをコンセプトとして練習を行っているそうです。

当初、意識的にサイドを重視して攻めていたのも、サイドにスペースが出来やすく、チャンスを作りやすいからなんでしょうね。ただ、どうしてもサイド攻撃偏重ということではなくて。サイドを崩して中が空けば中に戻せばいいんだし、中央が薄ければ中央突破をしたらいい。守りの手薄な場所を、シンプルに的確に攻めていこうということ。

インタビュー内では、コンバートの秘訣はカンだと一見爆弾発言もありつつ、選手の持っている良い部分を、より活きる場所で発揮させてやりたいという気持ちが見えます。良いと思ったらまずやってみる思いきりの良さであったり、きちんとフォローを入れる部分であったりと、監督のお父さんのような人柄が出てますね。

石崎サッカーと言えば高い位置で奪ってのショートカウンターがすぐに思い出されますが、それだけでは連戦になると90分持たない。ということで、最近はリトリートでの守備にもチャレンジしています。

とは言っても全体が極端に下がってしまうのではなく、ラインの高さをある程度保ちつつ、前線を下げて全体をコンパクトにし、プレス時に走る距離を短くするなどの工夫もあるんですよね。

監督自身にとっても札幌での経験はチャレンジだということで、基本コンセプトは踏襲しつつも、チームを成熟させていってくれることでしょう。時々失敗があるのはまあ仕方無いですね。万事上手くいき続ける事なんて無いんだし、サッカーはミスのスポーツだし。

この、今週のサカマガには、他にも上里のインタビューや高円宮杯に出場した当時の大伍と征也の写真も掲載されています。もう金曜だし大多数のサポは見ているかもしれないけれど、一応。

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