20年目のJリーグ、一足先に開幕したJ2から遅れること1週間、J1もいよいよ開幕しました。節目のタイミングでJ1へ戻ってきたコンサドーレ札幌の、開幕戦の相手は古豪ジュビロ磐田。ジュビロは今季、選手時代に札幌でも活躍した森下仁志さんが監督に就任。その初陣がこの札幌戦という、ゴンさんは残念ながら怪我の治療が間に合わず、スタンド観戦となりましたが、色々な縁が絡んだカードとなりました。


コンサドーレのスタメンは、去年のメンバーを主体として、要所に新加入選手も配置した11人。岡本ヤスが2009年以来のスタメン、そして今年高校を卒業したばかりのルーキーながらDFの柱として期待されている奈良がノースとCBコンビを組みました。

今年のコレオグラフィは、札幌の街並み


開幕戦独特の高揚と緊張の中キックオフ。今年のコレオグラフィは、赤黒ラインと札幌の街並みを表現したものでした。美しいね。

今後への可能性を感じた攻撃

序盤から積極的に仕掛けていったのは札幌。新しい攻撃陣が今後の可能性を感じさせるプレーを見せてくれました。ただ、まだまだ前俊と他選手とが連係不足な面もあり、早い時期に判断や距離感を詰めていきたいですね。近藤や内村と前俊がもっとアイデアを共有出来るようになってきたら面白い展開が増えそう。

前半さっぱりだった山本も後半は調子を上げ良いタイミングで攻撃参加。別人のような働きでした。純平や河合、岩沼も機を見て攻撃に加わるなど昨年からの上積みを感じます。キレのあるドリブルと随所でアイデアを披露した岡本がほぼフル出場、復帰したキリノも相変わらずのスピード。主審によってはPKとってくれたんじゃという場面も演出。

押し込める時間が短い中で、どれだけ精度を高めていけるか。終盤、左サイドの狭いところを複数人が絡んでテンポよく崩した展開は今後への可能性を感じました。あの前俊のシュートに反応した川口は流石だったなあ。

不安視されていた守備もまずまず安定

要の選手が抜けた事で、開幕前は随分と不安視されていた守備陣。僕もかなり不安でしたけれど。蓋を開けてみれば、課題もあるにせよまずまず安定したものでした。

今日の攻撃陣は前掛かりになりやすく、DFの押し上げが遅れてラインを高くできずにいると、ボランチの2人との距離が空いてしまいます。プレスのタイミングがずれて中盤にスペースが生まれたとき、ペースアップされてボールを次々と回されだすと苦しくなりましたが、河合と山本がなんとかバランスを保ちリトリートして粘り強く対応。

CBを奈良とノースという、奈良は去年後半もいたとはいえ新加入の2人で臨んだ試合を無失点で終えられたというのも収穫でした。

日本代表FWの前田とルーキー奈良のマッチアップは見応えがあり、また左サイドでは日本代表SBの駒野と岩沼が対峙。身体を張り、粘り強く付いていき堂々と渡り合いました。ただ両サイドでちょっと簡単にクロスを上げさせている面があり、もう少し寄せを厳しくしていきたいですね。

両チーム決定機を逸し、試合をスコアレスドローで終えましたが、今季J1を戦っていける手応えを感じた面白い試合でした。

日時:2012年3月10日14:04キックオフ 会場: 札幌ドーム
入場者数: 25,353人 天候: 屋内、無風、気温22.5℃、湿度32%
コンサドーレ札幌 0 – 0 ジュビロ磐田
得点
スターティングメンバー
イ・ホスン 16 GK GK 1 川口 能活
33′高木 純平 7 DF DF 5 駒野 友一
ジェイド・ノース 3 DF DF 24 チョ・ビョングク
奈良 竜樹 29 DF DF 33 藤田 義明
岩沼 俊介 6 DF DF 20 山本 脩斗
河合 竜二 18 MF MF 7 小林 裕紀
山本 真希 5 MF MF 23 山本 康裕
85′近藤 祐介 15 MF MF 10 山田 大記
75′内村 圭宏 7 MF MF 11 松浦 拓弥62′
89′岡本 賢明 17 MF MF 15 菅沼 実
前田 俊介 11 FW FW 18 前田 遼一
控え選手
杉山 哲 30 GK GK 21 八田直樹
櫛引 一紀 25 DF DF 4 千代反田 充
宮澤裕樹 10 MF DF 22 菅沼 駿哉
85′砂川 誠 8 MF MF 6 ロドリゴ・ソウト
75′キリノ 19 FW MF 26 松岡 亮輔
89′大島秀夫 23 FW MF 8 ペク・ソンドン62′
上原慎也 26 FW FW 14 押谷 祐樹
監督
石崎 信弘 森下 仁志
主審
廣瀬 格
副審
安元 利充 / 村上 孝治

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