任天堂は7日、2015年3月31日を末日とする2015年3月期の通期連結業績を発表しました。

期末時点におけるドルの為替相場が、想定を上回る円安となったことで外貨建資産の評価益が発生し、経常利益及び純利益が大幅に増加。売上高は5497億8000万円、営業利益は247億7000万円、経常利益は705億3000万円、当期純利益は418億4300万円でした。2011年3月期以来4期ぶりに営業黒字を計上、純利益も2期ぶりに黒字を回復しています。

3DSは大幅減、Wii Uは改善も目標未達

2014年4月〜2015年3月期は、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『マリオカート8』『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』などのソフトが発売。それぞれ数百万本のヒットを記録しています。またハードではNewニンテンドー3DS/Newニンテンドー3DS LLもリリース。327万台を販売しました。

3DS: ハード、ソフト共に前年度を下回る

ハードウェアは、3DSファミリー全体では873万台を販売。New3DSの投入があったものの、従来型3DSの減少分を補えず、前期比マイナス28.6%と大きく落ち込みました。ソフトウェアの販売本数は6274万本。秋冬にかけて強力なタイトルが発売されましたが、前期比で7.5%減少しています。

ソフトウェアは目標の6100万本を上回ったものの、ハードは900万台に届きませんでした。

携帯ゲーム機本体売上高は1496億1600万円(前期比-25.8%)。ソフトウェア売上高は1499億4100万円(-10.3%)でした。

Wii U, Wii: 前期超えを達成も目標には届かず

『マリオカート8』が551万本、『スマブラWiiU』が365万本の販売本数を記録したWii U。ハード販売台数は338万台と前期比プラス24.2%。ソフト販売本数は2440万本(+29.3%)でこちらも前年度を上回りました。ただ、発売タイトル数は欧米で半減しているなどソフト不足は深刻で(米大陸:50→25、欧州その他:47→26)、目標としていた360万台/2500万本にも届きませんでした。

前世代機Wiiは46万台を販売。ソフトセールスは1173万本でした。

ホームコンソール(据置型ゲーム機)ハードウェア売上高は前期比プラス17.8%の1055億4800円、ソフトウェア売上高はプラス30.7%の847億4200万円でした。

その他: DL売上高は前期比3割増

このほか、コンテンツ収入他は205億8900万円、トランプ・かるた他は11億3700万円、ダウンロード売上高は313億円でした。任天堂のデジタル市場も前期比プラス30.4%とじわじわ成長しています。

販売数

ハードウェア

  • 3DS: 873万台(前年同期比-28.6%)
    • 3DS LL: 341万台(-56.6%)
    • 2DS: 155万台(-29.5%)
    • New3DS: 82万台
    • New3DS LL: 245万台
  • Wii: 46万台(-62.2%)
  • Wii U: 338万台(+24.2%)

ソフトウェア

  • 3DS: 6274万本(前期比-7.5%)
  • Wii: 1173万本(-55.1%)
  • Wii U: 2440万本(+29.3%)

地域別売上高

  • 日本: 1350億4900万円(前期比-23.6%)
  • 米大陸: 2416億4600万円(+10.0%)
  • 欧州: 1543億3800万円(-2.6%)
  • その他: 187億4600万円(+12.9%)

次期の見通し

2016年3月期は、3DSがハード760万台/ソフト5600万本。Wiiがハード10万台/ソフト400万本。Wii Uがハード340万台/ソフト2300万本を見込みます。

Wii U/3DSともに2015年3月期を下回る予想となっていますが、大ヒットした定番タイトルへの継続的なDLC展開や新作ソフト群、『amiibo』ラインナップの拡充、スマートデバイス展開などにより、売上高は5700億円、営業利益500億円、経常利益550億円、純利益350億円を見込みます。

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