EAの2014年3月期Q3業績、次世代機ローンチ効果とデジタル分野の拡大で前年同期比プラスに


 

Electronic Artsの2014年3月期第3四半期決算が発表されています。Non-GAAPベースによる売上高は15億7200万ドル、純利益は3億9,800万ドルでした。


Q3(10-12月)はPS4とXbox Oneという次世代家庭用ゲーム機が揃ってローンチを迎え、大きな盛り上がりを見せた中で、複数のタイトルを次世代向けに用意したEAはその恩恵を享受。

「EAのQ3は、ゲームの新時代へのエキサイティングなスタートをマークしています。2013年12月は、次世代機においてナンバーワンパブリッシャーとなり、このことを誇らしく思います。世界中の何百万ものゲーマーが、PlayStation 4やXbox OneでEAタイトルをプレイしているのです」

EAのCEO、Andrew Wilson氏は述べています。西洋市場では次世代機(PS4/Xbox One)向けソフトウェアセールスの35%をEAタイトルが占めているとのこと。

主力商品である『FIFA 14』と『Battlefield 4』は、西洋市場における2013年12月の月間ベストセラートップ3のうちの2本でした。また、『FIFA 14』はヨーロッパで最も売れたタイトルでした。

成長を続けるデジタル市場は、前年同期比27%(1億ドル強)増加して5億1,700万ドルに。

EA Digital Revenue by Platform

直近12ヶ月の販売成績も18億6,100万ドルと過去最高に達しています。PC(前年同期比+33%)、据置ゲーム機(同+23%)、スマートデバイス向けが好調(同+39%)で、昨年落ち込んだフルゲームのダウンロード版(同+157%)が回復したことや追加コンテンツ(同+15%)、モバイル向けコンテンツ(同+26%)が売上を伸ばしています。

EA Digital Revenue by Type

『FIFA Ultimate Team』『Madden NFL Ultimate Team』『NHL Hockey Ultimate Team』が共に前年同期比60%増と好調で、デジタル分野の増収に大きく寄与したとのこと。

EAは2014年1-3月期のタイトルとして『Titanfall』『Plants vs. Zombies: Garden Warfare』を用意。通期売上高は39億700万ドル、4億1,100万ドルの純利益を見込んでいます。

Electronic Arts Reports Q3 FY14 Financial Results (NASDAQ:EA)

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