カプコンの2014年3月期第2四半期業績、『モンハン4』や自社パチスロ機が貢献し上期最高業績を達成。300万本突破の『モンハン4』は通期330万本に目標修正


 

カプコンの2014年3月期第2四半期決算が31日に発表され、9月に発売された『モンスターハンター4』や自社パチスロ機の貢献により、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全項目で、2001年3月期連結中間決算の開示以降、上期としては過去最高業績を記録したことが明らかになりました。


2014年3月期第2四半期(2013年4-9月)の連結経営成績は、売上高が532億3,400万円(前年同期位比+16.9%)、営業利益75億900万円(同+15.2%)、経常利益81億9,000万円(同+34.8%)、純利益49億5,000万円(同+20.0%)でした。

売上高が伸びた要因としては、ニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター4』が9月末時点で280万本を販売したことやDLC売上の増加により前年同期比+25億円。また自社パチスロ機『Devil May Cry 4』が25,000台を販売し同+53億円となったことがあげられています。

営業利益の伸びは、主に自社パチスロ機の好調により、アミューズメント機器が11億円の増益となったことが理由。

デジタルコンテンツ事業では、『モンハン4』の大ヒットがあり、また『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』『逆転裁判5』が概ね計画通りにしたということですが、『ロスト プラネット 3』が海外で30万本に留まったことや、主にモバイルの減収を要因として増収減益となりました。

家庭用のデジタル市場が拡大

デジタルコンテンツ事業の売上高は352億円。内訳は、パッケージが253億円で前年同期比+15億円。DLCも54億円で前年同期比+33億円と拡大しています。PCその他は32億円で+2億円と堅調。一方モバイルコンテンツは36億円で前年同期比-24億円と大きく減少しました。営業利益は53億円でした。

家庭用ゲーム機向けの販売本数を見ると、2013年4-9月の販売本数が670万本と前年同期の740万本から70万本減少しましたが、デジタル戦略の強化により、本編DLCが80万件から200万件へと120万件増加しています。

モンハン4の目標販売本数を330万本に上方修正

当初は280万本に設定されていた『モンスターハンター4』の目標販売本数ですが、その数字は発売月で達成され、現在では300万本を突破しています。カプコンは目標を設定し直し、下期の目標本数を累計330万本としました(パッケージ/ダウンロード版合算)。

前回の目標数もそうですが、今回もかなり手堅い本数となっていて、第3四半期決算発表時にはまた新しい目標販売本数が設定されそうです。

また11月に欧米で発売予定のXbox One用ソフト『デッドライジング3』の目標販売本数は120万本としています。

カプコンは通期販売本数計画として、タイトル数40本、総販売本数1,200万本、本編DLC400万件の計1,600万本、売上高630億円、営業利益78億円を見込んでいます。

モンスターハンター4
メーカー: カプコン
開発: カプコン
ジャンル: ハンティングアクション
発売日: 2013年9月14日
プレイ人数: 1人(通信マルチプレイ時: 2~4人)
対応周辺機器: 拡張スライドパッド
通信: ローカルプレイ、インターネットマルチプレイ(無料)、すれちがい通信
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