カプコンの2013年3月期通期業績、計画未達ソフトがありながら売上高940億円と増収も特損計上等により純利益は半減に


 

カプコンは8日、2013年3月期の通期業績を発表しました。4月の修正発表通り増収減益となり、売上高は940億7,500万円(前年比+14.6%)、営業利益は101億5,100万円(同-17.6%)、経常利益は109億4,400万円(同-7.4%)、純利益は29億7,300万円(同-55.8%)でした。


デジタルコンテンツ事業において、主力であるPS3/Xbox 360『バイオハザード6』が期初目標を大幅に下回る490万本に止まったことや、PS3/Xbox 360『DmC Devil May Cry』も“手堅い売れ行き”でミリオンこそ超えたものの目標を下回りました。

また新規タイトルPS3/Xbox 360『ドラゴンズドグマ』が“予想以上のヒット”、Wii U『モンスターハンター3G HD Ver.』は“スマッシュヒット”とされていますが、パッケージソフト販売は総じて伸び悩んだという評価。

モバイル向けは着実にユーザーを拡大。オンライン商品『モンスターハンターフロンティアオンライン』シリーズは安定収益を確保したと説明されています。

2013年度は次世代機の登場でさらなる過渡期となり、またモバイル等ゲーム専用機以外の競争が過熱していく中、さらなる成長のために開発体制を見直して家庭用ゲームソフトとオンラインゲームの開発に集中する他、収益の多角化のためパチスロ事業の拡大や、コンテンツビジネスの拡充、グローバル展開を加速していくと説明されています。

カプコンは2013年度主力タイトルとして、3DS『モンスターハンター4』、PS3/Xbox 360『ロストプラネット3』をリリース予定。

関連キーワード
,

この記事をシェアする