セガサミーHDの4-9月は増収増益、遊技機や『ソニックマニア』などパッケージゲームが好調


 

セガサミーホールディングスが2日に発表した2017年4-9月期の決算は、遊技機事業やパッケージゲーム関連が好調で増収増益となりました。売上高は15%増の1947億円、営業利益は75%増の268億円、経常利益は63%増の252億円、純利益は、前年同期に大阪のアミューズメント施設「心斎橋 GIGO」を売却して特別利益を計上したことによる反動減で、27%減の178億円でした。

好調だった遊技機事業では、パチスロ機において主力タイトル『北斗の拳』シリーズの新作『パチスロ北斗の拳 新伝説創造』などを投入して7万5000台を販売(前年同期比▲7%)。パチンコ機ではメ『攻殻機動隊S.A.C.』をモチーフにした『ぱちんこCR攻殻機動隊S.A.C.』などで11万9000台を販売(+59%)。

これらの結果、売上高は36%増の884億円、営業利益は102%増の214億円と大幅増益を達成しています。

家庭用ゲームを含むエンタテインメントコンテンツ事業の売上高は4%増の1016億円、営業利益は11%増の101億円でした。

デジタルゲーム分野が2四半期連続で100億円を割り込み、前年同期比16%減の193億円と苦戦したものの、改善傾向にあるパッケージゲーム分野で18%増の271億円となり相殺。『ソニックマニア』や『Total War: WARHAMMER 2』などが欧米を中心に伸び、4-9月のソフト販売本数は86%増の865万本でした(日本42万本、アジア23万本、欧米800万本)。

10-12月期には『ソニックフォース』や『Football Manager 2018』(11月)、『龍が如く 極 2』(12月)などを発売。1−3月には『北斗が如く』(2月)を投入予定です。

AM機器は前年並の226億円、AM施設は3%増の196億円、映像・玩具は10%増の103億円、その他/消去等は26億円ありました。

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