Ubisoft が16日に発表した2017年3月期の決算は、売上高が前期比5%増の14.6億ユーロでした。IFRSに基づいた営業利益は29%増の1.8億ユーロ、純利益は15%増の1億ユーロでした。デジタル販売が好調で、売上高全体の50%を占めました。カタログ販売も全体の45%を占め、旧作もロングセラーとなっています。

デジタルが拡大、バックカタログも好調

デジタル市場で苦戦していた Ubisoft ですが、フランチャイズのリブートに成功した『Rainbow Six Siege』や『Ghost Recon Wildlands』、新規作では『The Division』といった『Tom Clancy』冠シリーズが成功していることで状況が変わってきました。『Tom Clancy』コミュニティ全体の登録ユーザー数はこの18ヶ月でそれまでの150%に拡大し、その規模は4400万人に達しています。

デジタルからの収益は売上高全体の5割となる7.3億ユーロ。Ubisoftタイトル全体のMAUも27%増加しました。旧作のカタログ販売は、全体の44.5%を占める6.5億ユーロ。継続的なDLC投入などで勢いを保つ旧作群も売上を支えています。

1-3月期のパフォーマンスも好調です。GfK や NPD、ファミ通といった各地域の集計機関と自社集計を合わせた数字では、Ubisoft が世界1位のパブリッシャーだったと主張。期間内の世界売上は、『Tom Clancy’s Ghost Recon: Wildlands』が首位だったとしています。この間、『Ghost Recon』コミュニティは約60%増加しました。また『For Honor』が2位につけているそうです。

18年3月期の見通し:『The Crew 2』や復活の『アサクリ』などAAAタイトルを4本投入

2018年3月期の見通しは、売上高17億ユーロ。non-IFRS の営業利益は2億7000万ユーロ前後を見込みます。

AAAタイトルを4本リリースする計画。デジタルセールスは今期と同程度の50%からそれ以上、カタログ販売は40%程度を見込んでいます。

4つのAAAタイトルを投入

  • Assassin’s Creed 新作
  • Far Cry 5
  • The Crew 2
  • South Park: The Fractured But Whole

Nintendo Switch

Nintendo Switch に関して Ubisoft は、我々は過去10年以上にわたって任天堂コンソールのサードパーティーパブリッシャーをリードする存在だったと、今世代も積極的に対応していく姿勢を示しています。

17年3月期は『Just Dance 2017』をリリース。18年3月までに『Rayman Legends: Definitive Edition』『STEEP』の投入が予定されていますが、これら3タイトルは、Ubisoft の Switch 向け戦略のまだはじまりに過ぎないと、まだ複数プロジェクトに取り組んでいることを明かしています。先日のニンテンドーダイレクトでは『モノポリー』も発表されていますね。

19年3月期は著名AAA3本+新規IP

翌19年3月期の予測も公表されています。売上高の見通しは21億ユーロ。non-IFRS に基づいた営業利益は4億4000万ユーロ。19年3月期は、18年3月期とはまた別の、3つの著名AAAフランチャイズに加えて、新規IPを立ち上げ予定。4タイトルで2800万本前後の販売を計画しています。デジタルの占める割合は55%に増加。1タイトルのライフタイムが伸びていることから、カタログ販売も増加します。

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