Take-Twoの2016年Q3は増収で赤字幅が縮小、累計7500万本に到達した『GTA V』や『NBA 2K17』などが貢献


 

Take-Two Interactive Software が、2016年10-12月期の決算を報告。『GTA V』が引き続き好調な販売を維持したほか、『2K』シリーズも好調で前年同期を上回る増収となりました。純損失の赤字幅も縮小しています。

売上高は前年同期比15%増の4億7647万ドル、純損失は2840万ドルでした(前年同期は4241万ドルの赤字)。

Take-Two の2016年Q3は増収:GTA V など引き続き好調

好調な売上高を支えたのは『Grand Theft Auto V』や『Grand Theft Auto Online』『WWE 2K17』『NBA 2K17』『Sid Meier’s Civilization VI』といったタイトル群でした。

デジタルの総売上高は前年同期の1億4640万ドルから64%増の2億4020万ドル。Take-Two においても総売上高の半数を占める規模に成長しています。ゲーム内通貨やマイクロトランザクション、DLCなどの売上はデジタルの39%、全体の20%を占めています。

デジタル部門では『Grand Theft Auto V』や『Grand Theft Auto Online』『Sid Meier’s Civilization VI』『NBA 2K17』といったタイトルが売上に貢献したということです。

ハイライト

Take-Two

Take-Two は2月、スペインのバルセロナに拠点を置くモバイルゲームメーカー Social Point を2億5000万ドルで買収。Take-Two はこれまでコンソールやPC向けに注力しており、モバイル市場では出遅れていましたが、ようやく重たい腰を上げました。F2Pで実績あるスタジオを傘下に収め、本格的にモバイルへ参入します。

Rockstar Games

『Red Dead Redemption 2』をワールドワイドで今秋 PlayStation 4 と Xbox One 向けに発表すると発表。広大で雰囲気に富むオープンワールドが、全く新しいオンラインマルチプレイヤー体験の基盤を提供します。

2013年に発売された『Grand Theft Auto V (GTA V)』の累計出荷が7500万本を突破。去年11月の発表から500万本以上を上積みしました。

2K

PC向けに発売された『Sid Meier’s Civilization VI』がシリーズ最速の売れ行きを見せており、出荷が150万本を突破。シリーズ全体では4000万本近い販売に。

『Mafia III』が2Kレーベル史上最大のローンチを記録し(450万本)、現在までに出荷500万本を突破。

『NBA 2K17』は前作『NBA 2K16』を10%上回る約700万本の出荷を記録。2Kが発売したスポーツゲームとしては最多販売タイトルとなる見込みです。

『NBA 2K』シリーズの最新作『NBA 2K18』を、Nintendo Switch にも対応すると発表。PlayStation 4、PlayStation 3、Xbox One、Xbox 360、PC、iOS、Android 向けとあわせて、2017年秋に発売予定。

関連キーワード
,

この記事をシェアする