EAの2016年4-6月期はデジタル部門の拡大で増収


 

エレクロトロニック・アーツが8月2日に発表した2017年3月期第1四半期(2016年4-6月期)決算は、デジタル収入が引き続き拡大傾向にあることで、売上高は前年同期と比較して5.6%増の12億7100万ドル。ただサービスコストや一般管理費の増加により純利益はわずかに減少して4億4000万ドルでした。

Q1のハイライトとしては、『Battlefield 4』を中心とする『Battlefield』フランチャイズのユニークプレイヤーが期間内に1150万人を超えていたことや、『Star Wars: Battlefront』のユニーク数は660万を上回ったこと、『Madden NFL 16』のユニーク数が前年同期と比較して20%増加したことなどが挙げられています。

ハイライト抜粋:

『Battlefield 4』を中心とする『Battlefield』フランチャイズは、Q1期間中に1150万人を超えるユニークプレイヤー。
『Star Wars: Battlefront』はQ1期間中、660万を超えるユニークプレイヤー。
『Madden NFL 16』のユニークプレイヤーは前年同期と比較して20%増。
『Madden NFL Mobile』のMAU(月間アクティブユーザー数)は、前年同期と比較して25%増。セッション数は37%増。
『Star Wars: Galaxy of Heroes』のプレイヤーの消費時間は平均して毎日2.5時間。
『EA Access』への加入者数は前年同期と比較して2倍に。

フィナンシャルハイライト:

GAAPベースの売上高は事前予想(12億5000万ドル)を上回る12億7100万ドルを達成。デジタル部門は6億8900万ドルで全体の54%を占める。EPSは1.40ドルでした。

デジタルがさらに拡大

デジタル売上は、PCその他で25%減となったものの、家庭用ゲーム機向け(+32%)とモバイル向け(+16%)が拡大。販売内訳としては追加コンテンツが3億ドル(+3%)で最も多く、次いでモバイルが1億6500万ドル(+16%)、ゲーム本編が1億3700万ドル(+15%)、サブスクリプション等が8700万ドル(+23%)でした。

Q2は定番スポーツタイトル、Q3はFPSシリーズ最新作

EAはQ2に、毎年この時期恒例の、そして人気のスポーツゲームシリーズ最新作『FIFA 17』『Madden NFL 17』『NHL 17』を投入。ホリデーシーズンを含むQ3にはQ1の収益を牽引した『Battlefield』シリーズの最新作『Battlefield 1』と『Titanfall 2』を発売予定です。売上予想としては、『Battlefield 1』が1500万本。『Titanfall 2』は前作の700万本強を上回る1000万本前後と両タイトル強気の期待。

現時点で通期業績予想の変更はなく、売上高47億5000万ドル、純利益8億900万ドルの見通し。

関連キーワード
,

この記事をシェアする