任天堂、QOL端末の発売を延期、断念する可能性も。君島社長「任天堂の製品として出すレベルにない」


 

任天堂の新たな事業領域として発表されている「QOL プラットフォーム」。第1弾は「睡眠」をテーマとして、当初は2016年3月までの開始が計画されていましたが、健康分野への進出は延期となることが明らかになりました。君島社長が決算会見で発表したとのこと。

朝日新聞が報じたところによると、君島社長はQOL第1弾の端末を「まだ任天堂の製品として出すレベルにない」と述べ、「出せるようになれば出すし、ならなければ、どうするかをさらに検討する」と続けコメント。場合によっては『Wiiバイタリティーセンサー』と同じく発売がペンディング状態になってしまう可能性も出てきました。

「QOL」は、岩田前社長が2014年1月の経営方針説明会で「任天堂が考える娯楽を再定義する」として発表したもの。当初は2016年3月末までに事業が開始となる予定でした。

2014年10月にはより詳しく、第1弾のテーマが「睡眠と疲労の見える化」であることや、「Five “Non” Sensing」というコンセプト、この分野を得意とする企業との業務提携、披露科学分野に秀でた専門家と協力して、疲労状態推定技術を共同開発をしていること、そして自動計測を行う端末「QOLセンサー(仮)」を発売する計画などが発表されていました。

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