SCE、SNEIと統合しPS事業を集約する新会社「ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)」 を設立。4月より社名変更、本社はアメリカに


 

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は26日、ソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル(SNEI)と統合した新会社「ソニー・インタラクティブエンタテインメントLLC」(SIE)を2016年4月1日付けで設立。社名を変更した上で同日より事業を開始すると発表しました。

新会社SIEは本社機能をアメリカのカリフォルニア州サンマテオに置くものの、東京やロンドンにもビジネス拠点を設置。代表取締役社長兼グローバルCEOは、現SCEトップのアンドリュー・ハウス氏が引き続き務めます。

SCEとSNEIを統合し、PS事業を一元的に推進

SCEはご存知「プレイステーション」事業を展開。前世代には色々あって組織も大きく変わりましたが、最新機種である「PlayStation 4」はローンチから好調な販売を続け、既に3500万台以上普及し今世代をリードしています。

SNEIは2010年4月に設立。「プレイステーションネットワーク(PSN)」を通じたゲーム関連のネットワークサービスとして、デジタルコンテンツ販売の「プレイステーションストア」や会員サービス「プレイステーション プラス」、「プレイステーション ナウ」といったサービスを展開。

他にもSNEIは、クラウドベースのテレビ視聴サービス「プレイステーション ヴュー」や映画やテレビ番組のコンテンツを楽しめる「プレイステーション ビデオ」、スポティファイとの戦略的提携を通じて音楽体験を提供する「プレイステーション ミュージック」など、PS関連で幅広くネットワークサービスを提供しています。

新会社SIEの設立は、世界の顧客へ向けて「プレイステーション」エンタテインメント体験を提供するため、SCEとSNEIの両社が運営するビジネスを、1つの組織としてより一元的に推進していくことが不可欠だとの判断から。

両社の統合によってハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、そしてネットワークビジネスにおける競争力を一層強化・拡大し、市場でのリーダーシップを確立していくとしています。

2017年度のSIEの経営数値目標は、ソニーグループにおけるゲーム&ネットワークサービス分野として、売上高1兆4,000億円~1兆6,000億円、営業利益率5~6%。

PlayStation 4
メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日: 2014-02-22
関連キーワード

share