Electronic Artsが10月29日に発表した2015年7-9月期の決算は、会計原則(GAAP)ベースの売上高が8億1500万ドル(前年同期比▲17.6%)、純損失は1億4000万ドル(前年同期は300万ドルの黒字)でした。特別項目を除いた非GAAPベースでは売上高11億4600万ドル(▲6.0%)、純利益は2億1200万ドル(▲8.6%)、1株あたり利益は0.65ドル(▲10.9%)でした。前年同期を下回っていますが、当初の予想を上回る業績を記録しています。

主力スポーツタイトル新作が牽引

当四半期のハイライトとしてEAは、『FIFA』及び『Madden NFL』が牽引し、EAがこのQ2は欧米においてPS4/Xbox Oneのナンバーワンパブリッシャーであったと強調。EA SPORTSフランチャイズの中では『Madden NFL 16』『NHL 16』『FIFA 16』が発売され、月間平均プレイヤー数は前年比で3割増加しました。

オンラインでは『Star Wars: The Old Republic』の加入者数は、E3で拡張パック『Knights of the Fallen Empire』が発表されて以降33%増加。『Battlefield Hardline』『Battlefield 4』も全体で月平均600万人以上を惹きつけているとのこと。

モバイルでは『Madden NFL Mobile』のゲームセッション数が前年比で3倍以上に。『FIFA』や『Madden NFL』など今やEAのスポーツゲームに欠かせないモードとなっている「Ultimate Team」の総売上は、前年比で64%増を記録しました。

また11月17日にローンチを迎える『 Star Wars Battlefront』のオープンβテストにはEAの歴史上最大となる950万人以上が参加したとのこと。

デジタル販売がさらに拡大

有力タイトルが次々と発売されたQ2は、コンソール向けのデジタル販売が拡大。モバイルが2%、PCその他が17%数字を落とす中で34%増の2億3000万ドルを記録し、全体を押し上げました。ジャンル別では追加コンテンツが1億9500万ドルで最大かつ唯一前年比プラスの27%増。

プラットフォーム別売上高(GAAPベース)

Xbox One, PS4:3億3200万ドル(前年同期比+5%)
Xbox 360, PS3:1億5500万ドル(▲50%)
その他コンソール:100万ドル(▲83%)
コンソール合計:4億8800万ドル(▲23%)

PC/ブラウザ:1億8400万ドル(▲12%)
モバイル:1億2400万ドル(+1%)
その他:1900万ドル(▲32%)

合計:8億1500万ドル(▲18%)

プラットフォーム別売上高(非GAAPベース)

Xbox One, PS4:6億4200万ドル(前年同期比+48%)
Xbox 360, PS3:2億1000万ドル(▲43%)
その他コンソール:200万ドル(▲60%)
コンソール合計:8億5400万ドル(+5%)

PC/ブラウザ:1億6500万ドル(▲38%)
モバイル:1億1200万ドル(▲4%)
その他:1500万ドル(▲48%)

合計:11億4600万ドル(▲6%)

通期見通しはGAAPベースが売上高44億ドル、純利益7億7600万ドル、1株あたり利益は2.32ドル。非GAAPベースでは売上高45億ドル、純利益9億8100万ドル、1株あたり利益は3.00ドル。パッケージ販売が緩やかに縮小する中、利益率の高いデジタル市場がさらに拡大し収益を支えます。

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