[読書] 会計天国 / 竹内 謙礼、青木 寿幸 (著)

会計天国 (単行本(ソフトカバー)) 物語形式になっていて、話を読み進めていくことで自然と会計の知識も入ってくるという、最近流行りの形を取った会計入門書。

娘の結婚式を間近にして交通事故死した主人公・北条。死に切れない北条の魂の前に現れた天使「K」は、放っておけば不幸になってしまう5人を、会計知識使ってアドバイスし『幸せ』に導くことで、現世に復帰出来ると伝える。

ただし、彼らが「不幸」になってしまえば、北条は地獄行きとなってしまう。果たして無事に生き返る事が出来るのか?それとも・・・?

目次: Amazon.co.jp より
序章 「1週間後に、お亡くなりになります」
第1章 なぜ、「儲かっている」と言われる会社が、倒産するのか?
第2章 価格競争に陥ったら、会社が必ずやるべきことが一つある
第3章 粉飾決算という泥沼から抜け出して、再生する
第4章 部長課長が同期との競争に勝って出世する方法
第5章 会社の戦略が変われば、組織も当然、変わる
最終章 「幸せ」になろうとする意志

表紙が上田バロンさんと言うことで、格好いいのもあってついつい手にとってしまった本書。会計に関しても興味のある分野なので、入門書でも復習になってまあいいかなーなんて軽いノリでした。
主人公のコンサルタント北条が手助けに行くのは、どれも経営にも(そして人生にも)切羽詰まった人ばかり。それを1時間のアドバイスで幸せに導けって言うんだから、まあ無茶なことを言いますね。天使も。最初は簡単なものから、簿記や会計の導入部分を学べます。きちんとオチも付いていて、会計小説としても楽しめる?かもしれません。

参考書もこうやってストーリー仕立てになっていればいいのにと思うけれど、そうすると分厚くなりすぎてしまうか。これだけを読んで分かるというのは無いですが、流れを掴んで専門書に入っていくためのウォーミングアップにはなるでしょう。

ただ、こういうものでありがちな気がしますが、各登場人物の話し方が少し受け付けにくいというか、小説として見ると違和感があるなあという印象。なんか軽いんですよね、台詞が。双方を両立させるのは難しいですね。もう少し小説寄りになって、またこういうのがあれば読んでみたいなあと思ったのでした。

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