毎年年末年始は移動も多く、待ち時間や帰省した実家でまとまった時間が取れるので、読書に充てられる時間が増えます。そこで2012年の年末から2013年の年始にかけて読んだ本をざっと羅列。

あの演説はなぜ人を動かしたのか / 川上 徹也(著)

小泉元総理やオバマ大統領など7名の名演説を取り上げ、その演説がなぜ人々の心に深く届いたのかを分析していく一冊。

人の心を動かす「ストーリーの黄金律」

1. 何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
2. 主人公がなんとしてもやり遂げようとする遠く険しい目標・ゴール
3. 乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの

いいスピーチに、いいストーリー有り。「ストーリーの黄金律」に沿って、各演説が解説されます。

それぞれの演説を全文(訳文)読むことが出来るので、それだけでもお得に感じた次第。

あの演説はなぜ人を動かしたのか (PHP新書)
あの演説はなぜ人を動かしたのか (PHP新書)
著者: 川上 徹也
出版社: PHP研究所
発売日: 2009年10月16日

わたしを離さないで / カズオ・イシグロ(著)

テレビ東京のニュース番組、WBS内のコーナー「スミスの本棚」でも紹介された1冊。主人公キャシーの回想で進んでいく物語は、青春物語かと思いきや、中盤から彼女たちに課せられた過酷な運命が明かされて大きく動いていきます。

普通に成長して、恋愛もし、大人になっていく彼女たち。でも運命は残酷で、「死」を強く意識させられる。それでも、強く運命を受け入れて生き、そして受け容れて、去っていく。

抑制のきいた文章で淡々と描かれ、読みやすいけれど心にグサリと刺さる小説。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
著者: カズオ・イシグロ、土屋政雄 (翻訳)
出版社: 早川書房
発売日: 2008年8月2日

成功は一日で捨て去れ / 柳井 正(著)

ユニクロのファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんの著書。ユニクロ成長の流れや哲学、毎年1月1日に全社員へ宛てて送られるメール「年頭挨拶と新年の抱負」も掲載されていて、刺激的で興味深い。

“日々の一歩一歩、あるいは一進一退の悪戦苦闘の連続こそが、将来の姿につながっていく。将来を決めるのは現実・現在の自らの行動である。”「はじめに」より。

成功は一日で捨て去れ (新潮文庫)
成功は一日で捨て去れ
著者: 柳井正
出版社: 新潮社
発売日: 2012年3月28日

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 02月号 / 講談社

世界のニュースを取り扱うクーリエ・ジャポン。2月号は、年末年始に読むのにぴったりな「習慣」についての特集がレッスン1~9まで掲載。続ける仕組みも載っている。

体内時計に沿った行動で1日の効率を上げる。

行動の「きっかけ」を意識し、新しい「ご褒美」で習慣を変更し、脳を「再プログラミング」。ニンジン作戦。

「三日坊主」で終わらないためには、欲張らず1つの事に取り組む。行動パターンはできるだけシンプルに。結果よりも続けることが大事。とある。

新しい事を始めて最初の1ヶ月には「反発期(1~7日)」「不安定期(8~21日)」「倦怠期(22~30日)」があって、反発期を乗り切るには出来るだけハードルを低く、不安定期には行動をパターン化して続ける仕組みを作り、倦怠期には行動に変化を付けるなど、フェーズ毎に対策を練っておく。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 02月号 [雑誌
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 02月号
出版社: 講談社
発売日: 2012年12月25日

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今日もごちそうさまでした / 角田 光代(著)

作家・角田光代さんの、食にまつわるエッセイ。毎回1つずつ食材を取り上げて、それにまつわるエピソードを季節毎に展開。鶏を魚扱いするほどの大の肉派で、かつ偏食だったそうですが、苦手な食べ物でもふとした再会のタイミングで食べられるようになってるもの、ありますね。

それにしても、それぞれの食材に対しての記憶が細かく鮮明で、偏食家とはいうものの、幼少の頃から食に対してどん欲だったんだろうなあと思わせる。のんべであり、食いしん坊な角田さん。幸せな食生活をこれからも送っていくのでしょう。

本文中に登場したレシピの幾つかは巻末に掲載されていて、ちょっと作ってみたくなる。

今日もごちそうさまでした
今日もごちそうさまでした
著者: 角田 光代
出版社: アスペクト
発売日: 2011年8月25日

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