札幌学
岩中 祥史 (著)
出版社: 新潮社

札幌(北海道)、札幌市民のことを、道外出身の著者がデータを切り貼りして作ってみました、的な本。札幌”学”とあるけれど、そこまで学術的な、アカデミックなものではないので軽く読める(何せ表紙絵が食べれません風間やんわりだし)。

道外の人が書いたものだからライトな感じになってしまうのは仕方無いだろうし、これは違うんじゃないかという首をかしげてしまう部分も勿論あるのだけれど、それでも全体を通してみれば概ね好意的に、面白く読めました。外から見るとこういう風に見えているのもかと、札幌と本州の他の地域との習慣の差に気付くこともあったり。

目次:
序 なぜ「札幌」に惹かれるのか?
第1章 札幌人は「なんでもあり」の人々?
第2章 札幌はおいしいものでいっぱい
第3章 札幌はいつもオンシーズン
第4章 札幌は街中がリゾート
第5章 札幌人は、新しいものが大好き

自分も今は北海道を離れているわけで、習慣の差に驚くというか気が付く場面は結構あったりするのですが(主に冠婚葬祭で)。開拓の時に全国から人が集まってきているので、厳しい自然を前に文化や習慣の差なんかに構っていられないという理屈は納得。

歴史の浅い北海道ですが、独自の文化を築きつつあるのかな。フロンティアスピリットを残しつつ、でも官主導を期待するまか不思議さ。著者は他にも「博多学」なんて本も書いているみたいで、こちらも高評価されているみたいですね。

札幌市民は札幌が大好きというデータを冒頭に持ってくることで、市民の心を鷲掴みです。うん、この作戦は成功です。自分も嵌りましたよ。札幌市内の書店ではベストセラーになっているみたいだし、市民の札幌愛はデータ通りのようですね。

ただ、ここに書かれている女性観だけはいただけない。いただけないよ。ススキノがあるからといったって、そんな軽く無いでしょう札幌女子達。怒られますよ。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で